北岳登山 [山日記]
2017.6.30~7.2 南アルプス・北岳に行ってきました
前線が中部地方に停滞して、天候はあまり期待できない状態でしたが、最後の日ぐらいは、多少は良い眺めがあるかも知れないという、ささやかな期待を背負って、木曜日の夜から車で出かけました。
6月29日(木)
21:30 相模大野出発 同行する長男と合流、芦安に向かい出発
23:50 芦安の民宿「よしみ」到着。
予約の際、着く時間が夜中になる旨伝えると「いいですよ」と快く受け
付けてくれて、風呂もどうぞと言ってくれました。
6月30日(金)
朝、4時半に起きて支度して、宿を出ました。予想通り、外は雨でした。
予約の際、着く時間が夜中になる旨伝えると「いいですよ」と快く受け
付けてくれて、風呂もどうぞと言ってくれました。
6月30日(金)
朝、4時半に起きて支度して、宿を出ました。予想通り、外は雨でした。
5:10 芦安バス停
宿の前の道を上って、10分ほどのところに無料駐車場とバス
ターミナルがありました。
案内の人が来て、バスと乗り合いタクシーがあり、タクシーは5時半に
出るとのこと、料金もほとんど変わらないので、タクシーに決めました。
宿の前の道を上って、10分ほどのところに無料駐車場とバス
ターミナルがありました。
案内の人が来て、バスと乗り合いタクシーがあり、タクシーは5時半に
出るとのこと、料金もほとんど変わらないので、タクシーに決めました。
5:30 タクシー出発
釣りの人と登山客8人を載せて出発です。
昔は「南アルプススーパー林道」と呼ばれた林道、マイカーで走れ
ましたが、今ではマイカーは入れません。
6:36 広河原着
きれいな登山インフォメーションセンターが建っていて、バスターミナル
も整備されていました。
6:40 登山開始
登山届けを出して、いざ!登山開始です。
川が流れていて、少し上流に橋が架かっていて・・・
上高地そっくりな地形ですが、ここはひっそりとした登山基地です。
7:06 二股との分岐
我々は白根御池への道を取りました。
7:49 第1ベンチ
8:18 第2ベンチ
8:52 樹林帯の中の急登が続きましたが、やがて道は左へ巻くようになり、
木の間から遠望が利くところが出てきました。
薄くガスった向こうに鳳凰三山らしき山並みが見えました。
8:58 巻き道に入ってしばらくすると、白根御池山荘まで20分との
道標がありました。
9:22 白根御池山荘に着きました。
雲間から沢沿いに残った残雪が見えました。
9:24 白根御池
昔、子供達をつれてテントを担いで来たときは、この池の畔にテントを
張ったものです。
釣りの人と登山客8人を載せて出発です。
昔は「南アルプススーパー林道」と呼ばれた林道、マイカーで走れ
ましたが、今ではマイカーは入れません。
6:36 広河原着
きれいな登山インフォメーションセンターが建っていて、バスターミナル
も整備されていました。
6:40 登山開始
登山届けを出して、いざ!登山開始です。
川が流れていて、少し上流に橋が架かっていて・・・
上高地そっくりな地形ですが、ここはひっそりとした登山基地です。
7:06 二股との分岐
我々は白根御池への道を取りました。
7:49 第1ベンチ
8:18 第2ベンチ
8:52 樹林帯の中の急登が続きましたが、やがて道は左へ巻くようになり、
木の間から遠望が利くところが出てきました。
薄くガスった向こうに鳳凰三山らしき山並みが見えました。
8:58 巻き道に入ってしばらくすると、白根御池山荘まで20分との
道標がありました。
9:22 白根御池山荘に着きました。
雲間から沢沿いに残った残雪が見えました。
9:24 白根御池
昔、子供達をつれてテントを担いで来たときは、この池の畔にテントを
張ったものです。
雨は降っているし、お腹もすいたので、一休みして食事をすることに
しました。
山荘の人が乾いたタオルを貸してくれて、ぬれた雨具を拭いてから
上に上げてくれました。
10:23 山荘食堂
2005年に新築したという山荘の食堂。きれいな食堂です。
10:23 白根御池山荘出発
池の畔で草滑りへ直登するコースと、大樺沢を通るルートの分岐点が
ありましたが、我々は草滑りを登るルートを選びました。
少し登ると、道の脇に残雪が現れました。
しました。
山荘の人が乾いたタオルを貸してくれて、ぬれた雨具を拭いてから
上に上げてくれました。
10:23 山荘食堂
2005年に新築したという山荘の食堂。きれいな食堂です。
10:23 白根御池山荘出発
池の畔で草滑りへ直登するコースと、大樺沢を通るルートの分岐点が
ありましたが、我々は草滑りを登るルートを選びました。
少し登ると、道の脇に残雪が現れました。
11:09 雪渓
12:10 這松
標高2600m位でしょうか、這松が見えるようになりました。
12:23 二股からの道が合流しました。
12:48 稜線に出ました。
道が稜線に出たところにかなり広い雪田があり、夏道を覆っていました。
雪田の一番下から上の方に向かって、雪の上に踏み跡がつけられていて、
その上を歩かなければならないようでした。少し登りの傾斜がついて
いるので、滑らないように慎重に歩いて上部の夏道に出ました。
12:54 小太郎山分岐
雪田から少し上がったところに小太郎山分岐という道標がありました。
いよいよ、北岳への最後の登りです。
13:40 北岳肩の小屋着
雨と、御池小屋の大休止にもかかわらず、肩の小屋に着いた時刻は
ぴったり計画通りでした。
7月1日(土)
6:20 肩の小屋出発
昨日と同じように雨が降る中を北岳山荘に向かいました。
この日は北岳を越えて農鳥小屋辺りまで行って引き返し、
北岳山荘に泊まる計画でしたが、天候が天候なので、とりあえず
北岳山荘まで行って状況を見ることにして出発しました。
12:10 這松
標高2600m位でしょうか、這松が見えるようになりました。
12:23 二股からの道が合流しました。
12:48 稜線に出ました。
道が稜線に出たところにかなり広い雪田があり、夏道を覆っていました。
雪田の一番下から上の方に向かって、雪の上に踏み跡がつけられていて、
その上を歩かなければならないようでした。少し登りの傾斜がついて
いるので、滑らないように慎重に歩いて上部の夏道に出ました。
12:54 小太郎山分岐
雪田から少し上がったところに小太郎山分岐という道標がありました。
いよいよ、北岳への最後の登りです。
13:40 北岳肩の小屋着
雨と、御池小屋の大休止にもかかわらず、肩の小屋に着いた時刻は
ぴったり計画通りでした。
7月1日(土)
6:20 肩の小屋出発
昨日と同じように雨が降る中を北岳山荘に向かいました。
この日は北岳を越えて農鳥小屋辺りまで行って引き返し、
北岳山荘に泊まる計画でしたが、天候が天候なので、とりあえず
北岳山荘まで行って状況を見ることにして出発しました。
7:19 北岳発
稜線を通って、北岳山荘に向かいました。
雨具は完璧のつもりでしたが、どこからか吹き込んで、背中や、靴の
の中は濡れてしまいました。
稜線を通って、北岳山荘に向かいました。
雨具は完璧のつもりでしたが、どこからか吹き込んで、背中や、靴の
の中は濡れてしまいました。
カメラもすっかり濡れてしまい、北岳山荘に着いた時はレンズに水滴
がついてしまい、写真になりませんでした。
8:30 北岳山荘着
廊下にザックを下ろすと廊下がすぐに水浸しになるほどザックは
濡れていました。小屋の人たちはこれから受け入れの体制を整える
ところでしたから、ひとまず食堂に入れてもらい、ゆっくりしました。
がついてしまい、写真になりませんでした。
8:30 北岳山荘着
廊下にザックを下ろすと廊下がすぐに水浸しになるほどザックは
濡れていました。小屋の人たちはこれから受け入れの体制を整える
ところでしたから、ひとまず食堂に入れてもらい、ゆっくりしました。
この小屋は乾燥室があって濡れたものが乾かせるので助かりました。
お昼が終わった後の食堂です。
16:20 夕方雨が止んだ
花の写真でも撮ろうと思い、外に出て見ました。まだガスは濃く、遠望は
利きません。
お昼が終わった後の食堂です。
16:20 夕方雨が止んだ
花の写真でも撮ろうと思い、外に出て見ました。まだガスは濃く、遠望は
利きません。
イワカガミ
これは?
吹き付けた雨が凍りそうでした。
北岳草
ここへ来るまでの稜線の道でも、沢山咲いていて、私はハクサンイチゲ
とばかり思っていましたが、小屋のおじさんに聞くとそれがそうだと
教えてくれました。花びらに雨がしみこんで透き通って見えました。
7月2日(日)北岳山荘から下山
昨夜のうちに今日は間ノ岳もあきらめて、下山と決めていました。
5時に朝食をとり、荷物をまとめて出発の準備をしました。乾燥室の
おかげで濡れたものは皆乾きました。
小屋を出るとき登山届けの見本を写真に収めました。
見本に使われている「北岳太郎」は私のブログのニックネームでも
あります。小屋の親父さんにそのことを話してみました。親父さんは
「そんなに思い入れがあるんだね!」と言っていました。
見本に使われている「北岳太郎」は私のブログのニックネームでも
あります。小屋の親父さんにそのことを話してみました。親父さんは
「そんなに思い入れがあるんだね!」と言っていました。
5:51 小屋出発
この日も、雨と風の中の稜線歩きです。
登山道の脇に咲く北岳草
6:27 八本歯分岐
ここまで来る間、時折すさまじい風で吹き飛ばされそうになり、稜線は
危険と判断。トラバースする道を選びました。 小屋では残雪があるので
出来るだけ稜線を通るようにとの説明がなされていましたが、雪があったら
アイゼンをつける覚悟で、巻き道を進みました。
この日も、雨と風の中の稜線歩きです。
登山道の脇に咲く北岳草
6:27 八本歯分岐
ここまで来る間、時折すさまじい風で吹き飛ばされそうになり、稜線は
危険と判断。トラバースする道を選びました。 小屋では残雪があるので
出来るだけ稜線を通るようにとの説明がなされていましたが、雪があったら
アイゼンをつける覚悟で、巻き道を進みました。
風は穏やかで、北岳草は辺り一面に咲いていました。
これは何という花でしょう?
6:41 雪渓を渡る
小屋で心配していた雪渓が出てきました。
幅20~30m程の緩やかな登りのトラバースです。雪面が凍っている
ようならアイゼンをつけようと思いましたが、靴で十分ステップが
切れるので、1歩1歩確認しながら渡りました。
梯子がかかっていたり、鎖がかけてあったりするところがありました
が上も下もお花畑が広がっているところが沢山あり、花を見るには
格好のコースでした。
7:01 八本歯尾根出会い
右へ行くと八本歯コル、左へ行くと稜線です。我々は稜線へ出て、
もう一度北岳山頂を通って下山する道を選びました。
7:22 稜線
稜線までの道は土砂流出を防止する丸太で作った階段状の道でした。
稜線はやはり風が強い状況でしたが、ここからはこの道しかありません。
7:53 北岳山頂着
頂上に着いた時、雨も風も幸い小康状態でしたが、視界は開けない
ままでした。
北岳山頂のお地蔵さん
8:11 北岳出発
8:30 両俣分岐
8:44 肩の小屋
小屋の中には入らずに通過しました。
北岳草
9:17 小太郎山分岐
草滑りへ下りていくところの残雪です。
この残雪の上部で初老の外人夫婦の登山者に会いましたが、ご婦人は
サンダルのような履き物で歩いているのには驚きました。ひと言ふた言
言葉を交わしましたが、後から登ってくるのは夫だと言っていました。
ご主人は登山靴を履いていました。無事に下山されたことを祈るばかり
です。
この残雪の上部で初老の外人夫婦の登山者に会いましたが、ご婦人は
サンダルのような履き物で歩いているのには驚きました。ひと言ふた言
言葉を交わしましたが、後から登ってくるのは夫だと言っていました。
ご主人は登山靴を履いていました。無事に下山されたことを祈るばかり
です。
鳳凰三山の山容がうっすらと見えるようになりました。
鳳凰の最高峰、観音岳(中央)と地蔵岳(左端)
池山尾根の谷筋に残る残雪
10:30 八本歯の頭と大樺沢左俣の雪渓
標高が低いところは晴れて来ました。
真ん中の頭の丸いのが高嶺、その少し左の頂上付近が平らな山が
地蔵岳。よく見ると頂上の大きな岩が見えます。
観音岳(鳳凰三山で一番高い山です)
右に下って傾斜がきつくなる肩の辺りが薬師岳と思われますが
頂上の位置は定かではありません。
10:50 草滑りがもうすぐ終わると思う頃、眼下に御池が見えました。
御池と観音岳
写真の左側、上下に長くガレた様に見える部分は高嶺から
広河原の方に張り出した尾根の途中にあって、崩落防止の
工事が行われているようでした。すごい工事です。
11:09 白根御池山荘着
食堂でお昼を食べてソフトクリームを食べました。
山小屋でスフトクリームを食べたのは初めてです。
食べ終わって外に出て見ると、御池のほとりから北岳と
八本歯の尾根方面の雲が取れて稜線がくっきりと見えました。
11:58 御池山荘出発
樹林帯に入って振り返ると八本歯の頭と大樺沢左俣の雪渓が
よく見えました。
木の間から鳳凰も見えました。
12:44 第2ベンチ
12:54 第1ベンチ
高嶺
13:19 二俣からの道が合流
バスの時間があるので急いで下ってきましたが、ここまで来れば
もう確実に間に合うことがわかりました。
13:47 吊り橋からアサヨ方面を見ました。
八本歯の尾根方面の雲が取れて稜線がくっきりと見えました。
11:58 御池山荘出発
樹林帯に入って振り返ると八本歯の頭と大樺沢左俣の雪渓が
よく見えました。
木の間から鳳凰も見えました。
12:44 第2ベンチ
12:54 第1ベンチ
高嶺
13:19 二俣からの道が合流
バスの時間があるので急いで下ってきましたが、ここまで来れば
もう確実に間に合うことがわかりました。
13:47 吊り橋からアサヨ方面を見ました。
帰りは息子に運転を任せ、私はゆっくりと身体を休めることが出来ました。
途中、渋滞で時間がかかりましたが、18時40分頃我が家の近くの相武台前
に着きました。
途中、渋滞で時間がかかりましたが、18時40分頃我が家の近くの相武台前
に着きました。
完
2017-07-04 22:16
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