北岳登山 [山日記]
2017.6.30~7.2 南アルプス・北岳に行ってきました
前線が中部地方に停滞して、天候はあまり期待できない状態でしたが、最後の日ぐらいは、多少は良い眺めがあるかも知れないという、ささやかな期待を背負って、木曜日の夜から車で出かけました。
6月29日(木)
21:30 相模大野出発 同行する長男と合流、芦安に向かい出発
23:50 芦安の民宿「よしみ」到着。
予約の際、着く時間が夜中になる旨伝えると「いいですよ」と快く受け
付けてくれて、風呂もどうぞと言ってくれました。
6月30日(金)
朝、4時半に起きて支度して、宿を出ました。予想通り、外は雨でした。
予約の際、着く時間が夜中になる旨伝えると「いいですよ」と快く受け
付けてくれて、風呂もどうぞと言ってくれました。
6月30日(金)
朝、4時半に起きて支度して、宿を出ました。予想通り、外は雨でした。
5:10 芦安バス停
宿の前の道を上って、10分ほどのところに無料駐車場とバス
ターミナルがありました。
案内の人が来て、バスと乗り合いタクシーがあり、タクシーは5時半に
出るとのこと、料金もほとんど変わらないので、タクシーに決めました。
宿の前の道を上って、10分ほどのところに無料駐車場とバス
ターミナルがありました。
案内の人が来て、バスと乗り合いタクシーがあり、タクシーは5時半に
出るとのこと、料金もほとんど変わらないので、タクシーに決めました。
5:30 タクシー出発
釣りの人と登山客8人を載せて出発です。
昔は「南アルプススーパー林道」と呼ばれた林道、マイカーで走れ
ましたが、今ではマイカーは入れません。
6:36 広河原着
きれいな登山インフォメーションセンターが建っていて、バスターミナル
も整備されていました。
6:40 登山開始
登山届けを出して、いざ!登山開始です。
川が流れていて、少し上流に橋が架かっていて・・・
上高地そっくりな地形ですが、ここはひっそりとした登山基地です。
7:06 二股との分岐
我々は白根御池への道を取りました。
7:49 第1ベンチ
8:18 第2ベンチ
8:52 樹林帯の中の急登が続きましたが、やがて道は左へ巻くようになり、
木の間から遠望が利くところが出てきました。
薄くガスった向こうに鳳凰三山らしき山並みが見えました。
8:58 巻き道に入ってしばらくすると、白根御池山荘まで20分との
道標がありました。
9:22 白根御池山荘に着きました。
雲間から沢沿いに残った残雪が見えました。
9:24 白根御池
昔、子供達をつれてテントを担いで来たときは、この池の畔にテントを
張ったものです。
釣りの人と登山客8人を載せて出発です。
昔は「南アルプススーパー林道」と呼ばれた林道、マイカーで走れ
ましたが、今ではマイカーは入れません。
6:36 広河原着
きれいな登山インフォメーションセンターが建っていて、バスターミナル
も整備されていました。
6:40 登山開始
登山届けを出して、いざ!登山開始です。
川が流れていて、少し上流に橋が架かっていて・・・
上高地そっくりな地形ですが、ここはひっそりとした登山基地です。
7:06 二股との分岐
我々は白根御池への道を取りました。
7:49 第1ベンチ
8:18 第2ベンチ
8:52 樹林帯の中の急登が続きましたが、やがて道は左へ巻くようになり、
木の間から遠望が利くところが出てきました。
薄くガスった向こうに鳳凰三山らしき山並みが見えました。
8:58 巻き道に入ってしばらくすると、白根御池山荘まで20分との
道標がありました。
9:22 白根御池山荘に着きました。
雲間から沢沿いに残った残雪が見えました。
9:24 白根御池
昔、子供達をつれてテントを担いで来たときは、この池の畔にテントを
張ったものです。
雨は降っているし、お腹もすいたので、一休みして食事をすることに
しました。
山荘の人が乾いたタオルを貸してくれて、ぬれた雨具を拭いてから
上に上げてくれました。
10:23 山荘食堂
2005年に新築したという山荘の食堂。きれいな食堂です。
10:23 白根御池山荘出発
池の畔で草滑りへ直登するコースと、大樺沢を通るルートの分岐点が
ありましたが、我々は草滑りを登るルートを選びました。
少し登ると、道の脇に残雪が現れました。
しました。
山荘の人が乾いたタオルを貸してくれて、ぬれた雨具を拭いてから
上に上げてくれました。
10:23 山荘食堂
2005年に新築したという山荘の食堂。きれいな食堂です。
10:23 白根御池山荘出発
池の畔で草滑りへ直登するコースと、大樺沢を通るルートの分岐点が
ありましたが、我々は草滑りを登るルートを選びました。
少し登ると、道の脇に残雪が現れました。
11:09 雪渓
12:10 這松
標高2600m位でしょうか、這松が見えるようになりました。
12:23 二股からの道が合流しました。
12:48 稜線に出ました。
道が稜線に出たところにかなり広い雪田があり、夏道を覆っていました。
雪田の一番下から上の方に向かって、雪の上に踏み跡がつけられていて、
その上を歩かなければならないようでした。少し登りの傾斜がついて
いるので、滑らないように慎重に歩いて上部の夏道に出ました。
12:54 小太郎山分岐
雪田から少し上がったところに小太郎山分岐という道標がありました。
いよいよ、北岳への最後の登りです。
13:40 北岳肩の小屋着
雨と、御池小屋の大休止にもかかわらず、肩の小屋に着いた時刻は
ぴったり計画通りでした。
7月1日(土)
6:20 肩の小屋出発
昨日と同じように雨が降る中を北岳山荘に向かいました。
この日は北岳を越えて農鳥小屋辺りまで行って引き返し、
北岳山荘に泊まる計画でしたが、天候が天候なので、とりあえず
北岳山荘まで行って状況を見ることにして出発しました。
12:10 這松
標高2600m位でしょうか、這松が見えるようになりました。
12:23 二股からの道が合流しました。
12:48 稜線に出ました。
道が稜線に出たところにかなり広い雪田があり、夏道を覆っていました。
雪田の一番下から上の方に向かって、雪の上に踏み跡がつけられていて、
その上を歩かなければならないようでした。少し登りの傾斜がついて
いるので、滑らないように慎重に歩いて上部の夏道に出ました。
12:54 小太郎山分岐
雪田から少し上がったところに小太郎山分岐という道標がありました。
いよいよ、北岳への最後の登りです。
13:40 北岳肩の小屋着
雨と、御池小屋の大休止にもかかわらず、肩の小屋に着いた時刻は
ぴったり計画通りでした。
7月1日(土)
6:20 肩の小屋出発
昨日と同じように雨が降る中を北岳山荘に向かいました。
この日は北岳を越えて農鳥小屋辺りまで行って引き返し、
北岳山荘に泊まる計画でしたが、天候が天候なので、とりあえず
北岳山荘まで行って状況を見ることにして出発しました。
7:19 北岳発
稜線を通って、北岳山荘に向かいました。
雨具は完璧のつもりでしたが、どこからか吹き込んで、背中や、靴の
の中は濡れてしまいました。
稜線を通って、北岳山荘に向かいました。
雨具は完璧のつもりでしたが、どこからか吹き込んで、背中や、靴の
の中は濡れてしまいました。
カメラもすっかり濡れてしまい、北岳山荘に着いた時はレンズに水滴
がついてしまい、写真になりませんでした。
8:30 北岳山荘着
廊下にザックを下ろすと廊下がすぐに水浸しになるほどザックは
濡れていました。小屋の人たちはこれから受け入れの体制を整える
ところでしたから、ひとまず食堂に入れてもらい、ゆっくりしました。
がついてしまい、写真になりませんでした。
8:30 北岳山荘着
廊下にザックを下ろすと廊下がすぐに水浸しになるほどザックは
濡れていました。小屋の人たちはこれから受け入れの体制を整える
ところでしたから、ひとまず食堂に入れてもらい、ゆっくりしました。
この小屋は乾燥室があって濡れたものが乾かせるので助かりました。
お昼が終わった後の食堂です。
16:20 夕方雨が止んだ
花の写真でも撮ろうと思い、外に出て見ました。まだガスは濃く、遠望は
利きません。
お昼が終わった後の食堂です。
16:20 夕方雨が止んだ
花の写真でも撮ろうと思い、外に出て見ました。まだガスは濃く、遠望は
利きません。
イワカガミ
これは?
吹き付けた雨が凍りそうでした。
北岳草
ここへ来るまでの稜線の道でも、沢山咲いていて、私はハクサンイチゲ
とばかり思っていましたが、小屋のおじさんに聞くとそれがそうだと
教えてくれました。花びらに雨がしみこんで透き通って見えました。
7月2日(日)北岳山荘から下山
昨夜のうちに今日は間ノ岳もあきらめて、下山と決めていました。
5時に朝食をとり、荷物をまとめて出発の準備をしました。乾燥室の
おかげで濡れたものは皆乾きました。
小屋を出るとき登山届けの見本を写真に収めました。
見本に使われている「北岳太郎」は私のブログのニックネームでも
あります。小屋の親父さんにそのことを話してみました。親父さんは
「そんなに思い入れがあるんだね!」と言っていました。
見本に使われている「北岳太郎」は私のブログのニックネームでも
あります。小屋の親父さんにそのことを話してみました。親父さんは
「そんなに思い入れがあるんだね!」と言っていました。
5:51 小屋出発
この日も、雨と風の中の稜線歩きです。
登山道の脇に咲く北岳草
6:27 八本歯分岐
ここまで来る間、時折すさまじい風で吹き飛ばされそうになり、稜線は
危険と判断。トラバースする道を選びました。 小屋では残雪があるので
出来るだけ稜線を通るようにとの説明がなされていましたが、雪があったら
アイゼンをつける覚悟で、巻き道を進みました。
この日も、雨と風の中の稜線歩きです。
登山道の脇に咲く北岳草
6:27 八本歯分岐
ここまで来る間、時折すさまじい風で吹き飛ばされそうになり、稜線は
危険と判断。トラバースする道を選びました。 小屋では残雪があるので
出来るだけ稜線を通るようにとの説明がなされていましたが、雪があったら
アイゼンをつける覚悟で、巻き道を進みました。
風は穏やかで、北岳草は辺り一面に咲いていました。
これは何という花でしょう?
6:41 雪渓を渡る
小屋で心配していた雪渓が出てきました。
幅20~30m程の緩やかな登りのトラバースです。雪面が凍っている
ようならアイゼンをつけようと思いましたが、靴で十分ステップが
切れるので、1歩1歩確認しながら渡りました。
梯子がかかっていたり、鎖がかけてあったりするところがありました
が上も下もお花畑が広がっているところが沢山あり、花を見るには
格好のコースでした。
7:01 八本歯尾根出会い
右へ行くと八本歯コル、左へ行くと稜線です。我々は稜線へ出て、
もう一度北岳山頂を通って下山する道を選びました。
7:22 稜線
稜線までの道は土砂流出を防止する丸太で作った階段状の道でした。
稜線はやはり風が強い状況でしたが、ここからはこの道しかありません。
7:53 北岳山頂着
頂上に着いた時、雨も風も幸い小康状態でしたが、視界は開けない
ままでした。
北岳山頂のお地蔵さん
8:11 北岳出発
8:30 両俣分岐
8:44 肩の小屋
小屋の中には入らずに通過しました。
北岳草
9:17 小太郎山分岐
草滑りへ下りていくところの残雪です。
この残雪の上部で初老の外人夫婦の登山者に会いましたが、ご婦人は
サンダルのような履き物で歩いているのには驚きました。ひと言ふた言
言葉を交わしましたが、後から登ってくるのは夫だと言っていました。
ご主人は登山靴を履いていました。無事に下山されたことを祈るばかり
です。
この残雪の上部で初老の外人夫婦の登山者に会いましたが、ご婦人は
サンダルのような履き物で歩いているのには驚きました。ひと言ふた言
言葉を交わしましたが、後から登ってくるのは夫だと言っていました。
ご主人は登山靴を履いていました。無事に下山されたことを祈るばかり
です。
鳳凰三山の山容がうっすらと見えるようになりました。
鳳凰の最高峰、観音岳(中央)と地蔵岳(左端)
池山尾根の谷筋に残る残雪
10:30 八本歯の頭と大樺沢左俣の雪渓
標高が低いところは晴れて来ました。
真ん中の頭の丸いのが高嶺、その少し左の頂上付近が平らな山が
地蔵岳。よく見ると頂上の大きな岩が見えます。
観音岳(鳳凰三山で一番高い山です)
右に下って傾斜がきつくなる肩の辺りが薬師岳と思われますが
頂上の位置は定かではありません。
10:50 草滑りがもうすぐ終わると思う頃、眼下に御池が見えました。
御池と観音岳
写真の左側、上下に長くガレた様に見える部分は高嶺から
広河原の方に張り出した尾根の途中にあって、崩落防止の
工事が行われているようでした。すごい工事です。
11:09 白根御池山荘着
食堂でお昼を食べてソフトクリームを食べました。
山小屋でスフトクリームを食べたのは初めてです。
食べ終わって外に出て見ると、御池のほとりから北岳と
八本歯の尾根方面の雲が取れて稜線がくっきりと見えました。
11:58 御池山荘出発
樹林帯に入って振り返ると八本歯の頭と大樺沢左俣の雪渓が
よく見えました。
木の間から鳳凰も見えました。
12:44 第2ベンチ
12:54 第1ベンチ
高嶺
13:19 二俣からの道が合流
バスの時間があるので急いで下ってきましたが、ここまで来れば
もう確実に間に合うことがわかりました。
13:47 吊り橋からアサヨ方面を見ました。
八本歯の尾根方面の雲が取れて稜線がくっきりと見えました。
11:58 御池山荘出発
樹林帯に入って振り返ると八本歯の頭と大樺沢左俣の雪渓が
よく見えました。
木の間から鳳凰も見えました。
12:44 第2ベンチ
12:54 第1ベンチ
高嶺
13:19 二俣からの道が合流
バスの時間があるので急いで下ってきましたが、ここまで来れば
もう確実に間に合うことがわかりました。
13:47 吊り橋からアサヨ方面を見ました。
帰りは息子に運転を任せ、私はゆっくりと身体を休めることが出来ました。
途中、渋滞で時間がかかりましたが、18時40分頃我が家の近くの相武台前
に着きました。
途中、渋滞で時間がかかりましたが、18時40分頃我が家の近くの相武台前
に着きました。
完
奥穂高登山 [山日記]
7月21日~23日 奥穂高岳に登ってきました。
7月21日(金)
八王子から「特急あづさ」に乗りました。ひどく混雑していて、デッキに乗り込むのがやっとでした。ドアに貼り付くような格好で、大月辺りまで行きました。その後少しずつ空いてきて、やっと小淵沢で座席に座ることが出来ました。塩尻駅からは雲間に沢筋に雪を残した山が見えました。早くも気持ちは山の上でした。松本、新島々と乗り換えて、上高地へ着いたのはちょうどお昼でした。レストランで食事を済ませ、インフォメーションセンターで登山届けを出して出発です。
12:44 上高地インフォメーションセンター
12:55 河童橋
梓川沿いを歩く道に出ると、穂高は頂上付近を雲の中に閉ざしていました。
八王子から「特急あづさ」に乗りました。ひどく混雑していて、デッキに乗り込むのがやっとでした。ドアに貼り付くような格好で、大月辺りまで行きました。その後少しずつ空いてきて、やっと小淵沢で座席に座ることが出来ました。塩尻駅からは雲間に沢筋に雪を残した山が見えました。早くも気持ちは山の上でした。松本、新島々と乗り換えて、上高地へ着いたのはちょうどお昼でした。レストランで食事を済ませ、インフォメーションセンターで登山届けを出して出発です。
12:44 上高地インフォメーションセンター
12:55 河童橋
梓川沿いを歩く道に出ると、穂高は頂上付近を雲の中に閉ざしていました。
少し上流に歩くと河童橋が近くに見えるようになりました。
梓川の流れと、吊り橋と、そして遠くに見える雪を頂いた穂高の眺めは
ここを歩く誰の心にも高山へのあこがれを抱かせるものに違いありません。
13:00 河童橋上流にて
雲が少し晴れて、前穂高の頂上付近が見えました。
13:14 湿地帯?から焼岳
13:17 岳沢分岐
河童橋から上高地を散策する歩道を歩いてきましたが、ようやく
岳沢への道を示す道標がありました。
13:18 登山口(標高1520m)カンバン⑩
梓川の流れと、吊り橋と、そして遠くに見える雪を頂いた穂高の眺めは
ここを歩く誰の心にも高山へのあこがれを抱かせるものに違いありません。
13:00 河童橋上流にて
雲が少し晴れて、前穂高の頂上付近が見えました。
13:14 湿地帯?から焼岳
13:17 岳沢分岐
河童橋から上高地を散策する歩道を歩いてきましたが、ようやく
岳沢への道を示す道標がありました。
13:18 登山口(標高1520m)カンバン⑩
14:05 風穴(カンバン⑦があったところから50m程進んだところ)
登山口から登り始めてしばらくすると、時折どこからともなく涼しい風が
吹いて来ました。はじめは雪渓の上を流れてきた風が涼しく感じるのだろ
うと思っていましたが、涼しい風は風穴から流れ出てくるものでした。
14:16 カンバン⑥ 見晴台(標高1760m)
進行左手の岳沢側が開け、西穂高の山並みが見渡せました。
残念ながら、山頂付近は一部雲に隠れていました。
見晴台付近から西穂高の山並を見ると、大きな上下はなく、小さな
でこぼこが続いていました。
少し前から小屋が見えましたが、それから水のない岳沢の河原を
渡って、ようやく小屋に着きました。
15:50 小屋の前から霞沢岳と上高地
小屋に上がって一息入れてから散歩に出ました。小屋のサンダルを
履いて岳沢を少し上の方に行って見ました。
16:36 上高地俯瞰
小屋まで来る途中見えた滝がずっと近づいて見えました。
ゼンマイでしょうか?
山桜がちょっと遅い感じですが咲いていました。
まだここは「春」でした。
西穂の尾根に日が沈むところです。
岳沢から前穂の山並みを見ました。
岳沢の雪渓(上の方に滝が見えます)
17:00 食事
渡って、ようやく小屋に着きました。
15:50 小屋の前から霞沢岳と上高地
小屋に上がって一息入れてから散歩に出ました。小屋のサンダルを
履いて岳沢を少し上の方に行って見ました。
16:36 上高地俯瞰
小屋まで来る途中見えた滝がずっと近づいて見えました。
ゼンマイでしょうか?
山桜がちょっと遅い感じですが咲いていました。
まだここは「春」でした。
西穂の尾根に日が沈むところです。
岳沢から前穂の山並みを見ました。
岳沢の雪渓(上の方に滝が見えます)
17:00 食事
散歩から帰るとちょうど5時でした。食事は5時からでした。
その後山の天気予報会社の人から山の天気に関する話を聞く機会が
ありました。ちょうど霞沢岳にかかっている雲は積雲と言って、
これがもう少し発達すると天気は不安定になるなど、雲を見て
山の天気を読むことを学びました。
ありました。ちょうど霞沢岳にかかっている雲は積雲と言って、
これがもう少し発達すると天気は不安定になるなど、雲を見て
山の天気を読むことを学びました。
小屋は消灯が8時か8時半でしたから、その後はもう寝るしかありません。
7月22日(土)
朝、5時前から起きて天気を見ました。雲は多いものの頭の上は晴れて
いました。
お天気先生に聞いてみると、昨夜と同じ、午前中は大丈夫とのことでした。
泊まった部屋を後片付け。
暖かく眠れました。
日が上がる前の西穂の尾根です。鱗雲のような雲が南の方に見えました。
5:30 岳沢小屋出発
水は流れていない岳沢を渡って、前穂への急な斜面を登って行きます。
5:47 上高地の方を振り返ってみると雲の向こうに乗鞍岳が見えました。
5:53 乗鞍の右手に焼岳が見えました。
這松が出てきました。
6:27 吊り尾根下の雪渓
低い雲が晴れて見通しは良くなって来ました。
6:37 崩落
前穂の尾根の雪渓上部から岩が落ちて雪渓の上を弾みながら落ちて
行きました。ぶつかる音が谷にこだましてすさまじい音がしました。
6:46 上高地の向こうに乗鞍と焼岳
朝のうちかかっていた雲がとれ遠望が利くようになりました。
乗鞍の左方に御岳も見えています。
上高地を隔てて焼岳の向かい側に霞沢岳が見えています。
登山道の脇には真っ白な花が咲いていました。
7:29 奥穂から西穂へ続く尾根
7:59 雷鳥広場
8:00 乗鞍方面を見ると大分雲が増えてしまいました。
乗鞍も御岳も焼岳も雲に隠れてしまいました。
霞沢岳は雲の上に頭を出していました。
明神岳と思われる山。
この山容は昨日から見えていましたが山の名前を特定することが
出来ませんでした。前穂が近くなってきて明神岳、あるいはその
近傍の山であることがはっきりしました。
8:17 紀美子平直前の鎖場です。
8:19 紀美子平
上の鎖場を超えて、少し左へ下ったところが紀美子平でした。
沢山の人が休んでいました。吊り尾根を西にたどった
ところに奥穂高が偉容を誇っていました。
8:51 前穂に向かう途中、明神岳を見る
9:26 前穂高岳着
道標の前に山ガールが陣取っていて、カメラを向けても退いてやろうと
いう気遣いはありませんでした。仕方なしに記念写真はこの道標の
向こう側から撮りました。向こう側には標高が書いてありませんでした。
前穂頂上から北穂高岳南陵の登山道を見下ろす
前穂高岳山頂より上高地を見下ろす
手前直下に岳沢小屋が見える
こんな岩峰もあった
9:36 前穂高岳出発
9:49 前穂からの下り途中にて
北穂から北に続く稜線
10:07 紀美子平着
前穂高往復はザックは置いてカメラだけ持って行ったにもかかわらず
地図のコースタイムより倍近くかかってしまいました。
10:07 奥穂に向けて出発
すぐに吊り尾根のコースに入るりました。
左下の細い道を進みます。少し先に白いペンキで「オクホ」と
書いてあります。
少し行くと岩の壁が立ちはだかりました。何処が道だろうと思いました。
先を行く人の姿が見えました。
険しい岩場もあれば、高山植物が咲き誇る心和む快適な道もありました。
10:53 常念山脈
吊り尾根コースは、始め稜線の南側をトラバースするようにつけられて
いますが、奥歩に近づくにつれて稜線の近くを通るようになります。
前穂から北に延びる尾根の向こうに常念山脈が見えました。
一番高いのが常念岳、右にたどって平らな尾根の始まり付近で
ちょこんと小さなピークが見えるのが蝶槍と思われます。
眼下に残雪の涸沢と一番奥には常念山脈(常念より北側)が見えます。
常念山脈の一番左手奥が大天井岳と思われます。
11:16 常念山脈を南に下ったところに蝶が岳ヒュッテが見えました。
去年お世話になった小屋です。真ん中が蝶が岳、その少し左側に
見えます。 ↓
11:27 稜線近くの登山道です。上高地側をバックに撮りました。まさに
天空を行くがごとき道です。
12:06 涸沢の残雪をバックにした花たち。ハクサンイチゲ?
12:13 南陵の頭
時々ガスって見通しが利かなくなることがありました。
道標の前に山ガールが陣取っていて、カメラを向けても退いてやろうと
いう気遣いはありませんでした。仕方なしに記念写真はこの道標の
向こう側から撮りました。向こう側には標高が書いてありませんでした。
前穂頂上から北穂高岳南陵の登山道を見下ろす
前穂高岳山頂より上高地を見下ろす
手前直下に岳沢小屋が見える
こんな岩峰もあった
9:36 前穂高岳出発
9:49 前穂からの下り途中にて
北穂から北に続く稜線
10:07 紀美子平着
前穂高往復はザックは置いてカメラだけ持って行ったにもかかわらず
地図のコースタイムより倍近くかかってしまいました。
10:07 奥穂に向けて出発
すぐに吊り尾根のコースに入るりました。
左下の細い道を進みます。少し先に白いペンキで「オクホ」と
書いてあります。
少し行くと岩の壁が立ちはだかりました。何処が道だろうと思いました。
先を行く人の姿が見えました。
険しい岩場もあれば、高山植物が咲き誇る心和む快適な道もありました。
10:53 常念山脈
吊り尾根コースは、始め稜線の南側をトラバースするようにつけられて
いますが、奥歩に近づくにつれて稜線の近くを通るようになります。
前穂から北に延びる尾根の向こうに常念山脈が見えました。
一番高いのが常念岳、右にたどって平らな尾根の始まり付近で
ちょこんと小さなピークが見えるのが蝶槍と思われます。
眼下に残雪の涸沢と一番奥には常念山脈(常念より北側)が見えます。
常念山脈の一番左手奥が大天井岳と思われます。
11:16 常念山脈を南に下ったところに蝶が岳ヒュッテが見えました。
去年お世話になった小屋です。真ん中が蝶が岳、その少し左側に
見えます。 ↓
11:27 稜線近くの登山道です。上高地側をバックに撮りました。まさに
天空を行くがごとき道です。
12:06 涸沢の残雪をバックにした花たち。ハクサンイチゲ?
12:13 南陵の頭
時々ガスって見通しが利かなくなることがありました。
12:21 頂上が見えました。
雪をまとった頭が丸い山が穂高の頂上かと思いましたが、そうではなく、
その左手に見える小さなこぶの右側が頂上でした。
12:32 奥穂高頂上直下
頂上直下から祠のある頂上を仰ぎ見ました。
12:33 奥穂高頂上(標高3192m)
頂上には登山者が一人だけいました。
シャッターを押してあげると言われありがたくお願いしました。
西穂からの稜線を歩く人
12:55 下山開始
頂上付近で霧が晴れるのを待ちましたが晴れるどころか雨がぱらついて
きました。仕方なく小屋に向かうことにしました。
西穂からの稜線を歩く人
12:55 下山開始
頂上付近で霧が晴れるのを待ちましたが晴れるどころか雨がぱらついて
きました。仕方なく小屋に向かうことにしました。
13:33 小屋が見えました。
こんなに下るのかと思うほど下りました。ガレ場の先にネットが張られて
いたので何だろうと思いながら下って行きました。ガスが晴れてみると
ネットの下には小屋の赤い屋根がありました。
13:40 穂高岳山荘
予定では北穂高山荘まで行く予定でしたが、雨の中をあと2~3時間
歩く気力がありません。
ここに泊まることにしました。
15:51 しばらくして雨が上がったので外に出て見ました。
視界は大分良くなっていました。
前穂高岳
小屋から涸沢岳の方に少し登ったところから、ジャンダルムと思われる
岩峰が見えました。奥穂の頂上から見て見たかったという思いです。
19:05 笠ヶ岳と夕焼け
食事の後外に出てみると飛騨側に笠ヶ岳が姿を見せていました。
そしてその北側に真っ赤な夕焼けが見えました。
7月23日(日)下山
5:00 食事
5:44 小屋出発
弱い雨が降る中、小屋を出ました。
小屋の前の道から涸沢への降り口に道標がありました
道標の先は雪渓を横切る道でした。
おじさんが雪かきをしていたので、ここから先もアイゼンが必要な
ところがあるか尋ねると、足場は切ってあるからそんな必要はないとの
ことでした。
北岳草みたい?
5:58 岩場を過ぎると斜面一杯にお花畑が広がっていました。
6:33 再び雪渓を渡る
7:14 カールの底に近づいて来ました。
少し視界が良くなって涸沢の雪渓の様子が見えるようになりました。
雪崩がカールの底に向かって落ちて行った痕が見えます。
07:04 涸沢ヒュッテが見えました!
07:10 テントサイトも見えました。
07:19 涸沢小屋に着きました。雨がかなりの強さで降っています。
5:44 小屋出発
弱い雨が降る中、小屋を出ました。
小屋の前の道から涸沢への降り口に道標がありました
道標の先は雪渓を横切る道でした。
おじさんが雪かきをしていたので、ここから先もアイゼンが必要な
ところがあるか尋ねると、足場は切ってあるからそんな必要はないとの
ことでした。
北岳草みたい?
5:58 岩場を過ぎると斜面一杯にお花畑が広がっていました。
6:33 再び雪渓を渡る
7:14 カールの底に近づいて来ました。
少し視界が良くなって涸沢の雪渓の様子が見えるようになりました。
雪崩がカールの底に向かって落ちて行った痕が見えます。
07:04 涸沢ヒュッテが見えました!
07:10 テントサイトも見えました。
07:19 涸沢小屋に着きました。雨がかなりの強さで降っています。
小屋は雨具を脱いで入れと書いてあるので面倒なので寄らずに
行きました。正面に見えるのは屏風岩でしょうか?
小屋の前の道標です。ここは標高2350mと書いてあります。
ヒュッテのそばにある案内所に立ち寄ってパノラマコースはいつ
通れるようになるのか聞いて見ました。答えは雪が完全になくならないと
開けない、とのことでした。
7:57 雪渓の終わり・・・雪の下からすごい勢いで雪解け水が流れ出て
いました。この辺で雪渓は終わりかと思いましたがまだしばらく
下の方まで沢沿いに雪がありました。
08:01 最後の雪渓歩き
夏道が雪で覆われてしまったのでしょう、雪の上をしかもかなりの
急斜面の上を歩きました。
08:24 崩落防止の大規模工事が行われたところを通過しました。
08:53 本谷橋
08:56 橋を渡るとこの道標がありました。
09:33 岩小屋跡
09:50 横尾大橋
09:50 槍沢の流れ
10:07 横尾山荘まえの賑わい
屋根のあるところで一休みして、上高地に向けて出発です。
10:44 新村橋
10:56 徳沢
小屋の中はレストランで、人が一杯でした。
屋根の下で一休みして、すぐに出発です。
11:06 徳沢を出発
11:43 徳本峠入り口
11:52 明神池入り口
穂高神社には行ったことがなかったので、行ってみることに
しました。
12:05 穂高神社奥宮
梓川を渡って、鳥居のあるところを更に奥に行くと、質素な
お宮がありました。
12:43 しばらく自然探勝用道路を歩くと、岳沢登山口を示す道標がありました。
2日前にここから岳沢に入ったところです。
12:55 河童橋
13:00 上高地バスターミナル着
インフォメーションセンターでシャワーを浴びて、着替えをして
さっぱりしたところでバスに乗りました。
行きました。正面に見えるのは屏風岩でしょうか?
小屋の前の道標です。ここは標高2350mと書いてあります。
ヒュッテのそばにある案内所に立ち寄ってパノラマコースはいつ
通れるようになるのか聞いて見ました。答えは雪が完全になくならないと
開けない、とのことでした。
7:57 雪渓の終わり・・・雪の下からすごい勢いで雪解け水が流れ出て
いました。この辺で雪渓は終わりかと思いましたがまだしばらく
下の方まで沢沿いに雪がありました。
08:01 最後の雪渓歩き
夏道が雪で覆われてしまったのでしょう、雪の上をしかもかなりの
急斜面の上を歩きました。
08:24 崩落防止の大規模工事が行われたところを通過しました。
08:53 本谷橋
08:56 橋を渡るとこの道標がありました。
09:33 岩小屋跡
09:50 横尾大橋
09:50 槍沢の流れ
10:07 横尾山荘まえの賑わい
屋根のあるところで一休みして、上高地に向けて出発です。
10:44 新村橋
10:56 徳沢
小屋の中はレストランで、人が一杯でした。
屋根の下で一休みして、すぐに出発です。
11:06 徳沢を出発
11:43 徳本峠入り口
11:52 明神池入り口
穂高神社には行ったことがなかったので、行ってみることに
しました。
12:05 穂高神社奥宮
梓川を渡って、鳥居のあるところを更に奥に行くと、質素な
お宮がありました。
12:43 しばらく自然探勝用道路を歩くと、岳沢登山口を示す道標がありました。
2日前にここから岳沢に入ったところです。
12:55 河童橋
13:00 上高地バスターミナル着
インフォメーションセンターでシャワーを浴びて、着替えをして
さっぱりしたところでバスに乗りました。
14:05 上高地発バス
15:25 新島々発島々線
16:30 松本発臨時特急梓
15:25 新島々発島々線
16:30 松本発臨時特急梓
18:44 八王子着
21:00 頃我が家着
後記
最後が雨だったのは残念でしたが、1日目、2日目は天気に恵まれ、大満足の山旅
でした。
奥穂はもう40年も前に会社の仲間と1度だけ行ったことがありましたが、そのとき
は涸沢から入って、涸沢におりるコースで、コースの記憶はほとんどありませんでし
た。今回は岳沢から入って奥穂へと向かいましたが、初めて見る眺めに感動の連続で
した。また、穂高岳山荘のそばからジャンダルムの方を見たときの、谷の深さ、険し
さ、荒々しさ、は今までみた何処よりも「すごい!」と思われるものでした。
チャンスを作って是非もう一度行ってみたいと思います。
21:00 頃我が家着
後記
最後が雨だったのは残念でしたが、1日目、2日目は天気に恵まれ、大満足の山旅
でした。
奥穂はもう40年も前に会社の仲間と1度だけ行ったことがありましたが、そのとき
は涸沢から入って、涸沢におりるコースで、コースの記憶はほとんどありませんでし
た。今回は岳沢から入って奥穂へと向かいましたが、初めて見る眺めに感動の連続で
した。また、穂高岳山荘のそばからジャンダルムの方を見たときの、谷の深さ、険し
さ、荒々しさ、は今までみた何処よりも「すごい!」と思われるものでした。
チャンスを作って是非もう一度行ってみたいと思います。
完