武尊山登山開始・武尊牧場スキー場ロッジ [山日記]
6月8日 梅雨の合間を狙って武尊山へ登って来ました。
天気の予測は見事に的中し、午前中は日が照って青空が見えるほどの登山日和よりでした。
武尊牧場に朝8時前に着き、身支度をして出発です。
ロッジの脇につけられた登山道を登って車道に出て、そこからは車道を歩く。
写真は車道に出た辺りからロッジを見下ろした。
車道を歩いてスキー場の上の方まで来るとこれから登る武尊山が
雪を頂いて輝いていた。
天気は上々で、お日様が照って暑いくらいだ。
スキー場の上に出ると平らな牧場が広がっている。
その牧場のちょうど真ん中あたりで、登山道は右に曲がって緩やかな
登りが続く。登っていく背中の方角に日光白根が高くそびえていた。
牧場が終わり、新緑の樹林帯に入って緩やかな道が続く。
T字路に出たところに小さな湿原があり水芭蕉が咲いていた。
少し登りの傾斜がきつくなって来る頃、時々雪の上を歩くようになりまもなく
避難小屋に着いた。
戸は開いたままで中は物が散乱しているように見えた。
樹林帯の中を登る。
少し南側が開けたところから皇海山が見えた。
木々がまばらになってきて視界が良くなった。
行く手を見上げれば頂上と思われる緩やかなピークとその左側に
仲の岳と思われるでこぼこ頭の山が見えた。
足下は雪の上か雪解け水でぐちゃぐちゃの道が続く。
樹林帯の間から北側を見ると、豊に雪を残す越後の山々が連なっていた。
たっぷりと雪が残る尾根道の視界が開け周囲の山がよく見えるようになった。
尾瀬ヶ原を挟んで右に燧ヶ岳、左に至仏山が見える。
これは右側の燧ヶ岳。
鎖場付近から仲の岳を見る。武尊山頂上は仲の岳の左側を巻いて仲の岳の
ちょうど向こう側。
写真の左へ延びて行く尾根は前武尊山へ続く。
鎖場付近からは周囲の山が良く見えた。
鎖場を越えるとまたまた大きな雪田。
仲の岳を右回りに巻いて行くと前武尊への分岐点に出た。
頂上へはそこを右に進む。少し下ってから、雪田の上を歩く。
仲の岳を巻く辺りから雪が多く前武尊への分岐点についてあと少しと思ったが
そこから更に雪の道が続いた。
上空は黒い雲がわき始め、剣が峰の尾根は時折雲に隠れた。
日本武尊の像を通過するとやっと頂上に着いた。
谷川岳登山 [山日記]
途中、眠くなったら眠ることにして高速を走る。
途中2度ほど休んで、夜明け前にロープウエイの駅に到着。
05:30 ロープウエイ駅到着
05:55 身支度をしてロープウエイ駅を出発
06:28 マチガ沢着、厳剛新道に入る(登山開始)
少し高度があがると、後ろの朝日岳、白毛門がよく見えるようになった。
谷川岳の方から東に延びる尾根はきれいに紅葉していて、朝日に輝いていた。
07:16 沢への下り口(岩登りコース分岐)
ここは岩登りの人が沢に下りていく分岐点になっているらしく、休んでいた数人が
下りて行った。
谷川岳のマチガ沢に面した岸壁がすべて見渡せる。
後ろの朝日岳(実際は笠ヶ岳か?)ますます立派な山容を見せる
コース上にはあまりきれいな紅葉はなく残念。
かろうじてこの程度
08:30 西黒尾根との合流
ここで天神平側が開け、視界はグンと広がった。
ロープウエイの駅も見え、遠くは赤城山らしき山容も見て取れた。
09:28 ザンゲ岩
09:48 肩の小屋
小屋が近づくと足元に解けずに残った雪が散見できるようになった
09:52 トマの耳
双耳峰の片方の頂上に到着
付近には霧氷のように枝に雪をつけた木があった。道も日陰は雪道だ。
オキの耳付近からトマの耳を見る
10:26 オキの耳
東側が鋭く切れ落ちた稜線の道をたどってもう一つの頂上へ。雪で滑りそうなので
軽アイゼンをつけた。
11:10 のぞき
一ノ倉岳まで足を延ばすことにして、右側が鋭く切れ落ちた稜線を行く。一ノ倉岳との
鞍部付近と思われるあたりに「のぞき」という看板があり、覗き込めば谷底まで一気に
落ちてしまいそうな断崖絶壁だ!
11:32 一ノ倉岳
のぞきから先は尾根道を上り詰めるとなだらかな頂上にでた。
ドーム型の小さな避難小屋があり、こじんまりした道標があった。
東から南にかけて巻機山、至仏、武尊、赤城という山々が連なり、
西には特徴ある苗場山が見えた。
11:49 一ノ倉岳発
一休みして戻る
12:12 のぞき
12:45 オキの耳
帰りももう一度頂上を踏んで下った。
一ノ倉岳往復は結構堪え、帰路はロープウエイを使うことにした。
13:04 トマの耳
一ノ倉岳に向かうときは雪でつるつるだった道も、雪が解けてもうそれほど危険はなかった。
13:15 肩の小屋
肩の小屋からの下りは歩きにくい階段の道だった。平標への尾根から別れて張り出した
俎ぐらの山容はくっきりした輪郭をもって印象的だった。
13:48 天狗の留り場
天狗の留り場付近からは樹林の中の道で、展望はほとんどなくひたすら下るだけ。
14:15 いわお新道分岐
14:46 田尻尾根分岐
15:00 天神平ロープウエイ駅
谷川岳と朝日岳はここからも良く見えた。
15:30 駐車場
15:43 家に向けて出発
途中水上温泉で温泉に入り、赤城高原SAで食事をして8時半頃家に着いた。
妙義山登山 [山日記]
巻機山登山 [山日記]
前日にふもとの清水まで入って民宿に宿泊。
翌朝、4時前に起きて民宿を出発、5時前に歩き始めました。写真は登山口です。
約1時間、木の下道を歩いて五合目につきました。視界が開け、東側に雪を残した米子沢と南側には谷川岳方面にせり上がっていく尾根に鋭くとがった山容を見せる山が見えました。後で聞いた話では大源太山というらしい。
米子沢の上の方は雪渓が残りその下は何段もの滝が連なる豪快な沢でした。
六合目付近から割引岳
七合目付近から谷川岳方面
遠くに見える山の一番左が谷川岳と思われます
七合目から天狗尾根
七合目付近から谷川岳方面
八合目
前巻機への登りから巻機方面
前巻機付近から割引岳
前巻機(ニセ巻機)山頂
前巻機から鞍部まで下ると立派な避難小屋がありました。小屋の前を通って最後の登りにかかると、池塘があり水芭蕉が咲いていました
巻機山頂上に着く少し前に前巻機を振り返りました
巻機山山頂
頂上から北側の視界が開けました
これは八海山かもしれません
頂上から牛ヶ岳へ向かいました
頂上から少し東へ行ったところが一番のピークと思われますが、なぜか避難小屋から稜線に突き上げたところに頂上の標識がありました。その一番のピーク付近から前巻機をを見下ろしました。
更に牛ヶ岳の方に進むと、朝日岳への分岐の道標がありました。
牛ヶ岳の標識はなく、三等三角点がありました。そこからさらに進むと尾根が急激に高度を下げていくポイントがありました。先ほどの三角点を牛ヶ岳とみなして、戻ることにしました。
巻機頂上へ戻る途中の稜線の池塘です。
頂上へ戻って、割引岳への道を少し行くと、道は雪で覆われていました。アイゼンをはけば行くことが出来たかもしれませんが、あきらめて下山することにしました。
今行ってきた牛ヶ岳です。
下山を始め、前巻機で巻機山をバックに記念撮影。
ちょうど私の頭のあたりが頂上の標識があるところです。
八合目付近から朝日岳へつながる尾根を見ました。
七合目付近から天狗尾根を見ました。割引岳の頂上がまだ見えています。
上の写真よりさらに尾根の下たどると、槍の穂先を天に突き上げたような天狗岩がありました。
六合目から下は視界はなく、黙々と下り、駐車場につきました。管理のおじさんに聞くと、今日は車は9台だけ。秋の紅葉の時期が一番混むそうです。
この日のコースタイム(実績)
04:46 駐車場出発(登山開始)
04:53 割引沢コースと分岐、井戸尾根コースに入る
05:21 4合目
05:45 5合目(10分休憩)
06:36 6合目
07:15 7合目
07:52 8合目
08:10 9合目(前巻機)
08:20 避難小屋
08:42 巻機頂上
09:05 頂上発(牛ヶ岳に向かう)
09:18 朝日岳分岐
09:40 三等三角点(牛ヶ岳)
09:44 牛ヶ岳の先(尾根が急激に高度を下げる地点・少し休憩してUターン)
10:15 本当のピーク
10:28 巻機山頂上(標識があるところ)(20分休憩)
10:49 下山開始
11:06 避難小屋
11:16 9合目(前巻機)
11:35 8合目
12:01 7合目
12:33 6合目
12:59 5合目
13:22 4合目
13:50 駐車場
2時過ぎに昨夜泊まった民宿によって無事下山を報告、お茶を一杯ごちそうになる。
越後湯沢駅前で温泉につかり、帰路に就く。片道約225キロ。
19:30 家着
安達太良山登山 [山日記]
7月6日(土) 銚子が滝登山口から安達太良山に登りました
前日夜10時に息子と合流して、東北道を北上し夜中の2時に郡山に着き、ホテルで仮眠。翌朝6時に出発して、銚子が滝登山口に向かい、7時過ぎに歩き始めました。
滝への降り口に着く少し前に船明神から降りてくる道との分岐点がありました。帰りはこちらから降りる予定でした。
分岐点を右の方へ行くとすぐに滝へ下る道があり、ここには立派な看板が立っていました。
滝は帰りに見ることにして、先を急ぎました。道はしばらく下りで、谷川の流れに近づき、登山道は沢を渡って対岸の斜面を登り始めました。増水時はここの渡渉は大変だろうと思いましたが、この時はきれいな水がさわやかな流れを作っていて、水面から頭を出した岩伝いに渡ることが出来ました。
道は気持ちの良い緑の樹林帯を登って行きました。1時間ほど行くと、左側の谷筋が開けているところがあり、一休みすることにしました。谷を覗き込んでびっくりです。足元に崖の斜面はなく、いきなり谷底から伸びる樹木の頭が見えるのです。今我々が休んでいるところは谷に突き出した舞台のようになっているのです。覗けば下から伸びあがってくる木々の葉の合間にかろうじて水の流れが見えました。スリル満点のところでした。
道はしばらく樹林の中を進みましたが、やがて道幅が狭くなり、両側の木々の枝が道を覆うようになり、トンネルをくぐって歩くような場面が多くなりました。そして大きな岩がごろごろしたところに出ると南や西側が開けて周囲の山が見えるようになりました。このあたりから南側に優美な裾野を引く磐梯山が見えました。
岩ごろごろお抜けて、枝のトンネルをしばらく行くと和尚山への分岐点に着きました。東と北側が開けて、目指す安達太良山がやっと視界に入ってきました。
地図の時間では1時間半と書いてありますが、とてもそれではつきそうもないくらい遠くに見えました。和尚山へは寄らず、一息入れて歩き始めました。
しばらく平坦な道を進み、北側の斜面を下るようになると、安達太良山は目の前に段々大きく見えるようになりました。下りに通る船明神と思われる山や、鉄山の方に続く山並みも見えてきました。
安達太良に取りつく前に道は一旦大きく高度を下げ、そこから一気に高度を上げて頂上に至るようにつけられていました。
和尚山の下りからも磐梯山がよく見えました。
和尚山と安達太良の鞍部まで下って、そこからいよいよ安達太良の登りです。振り返ってみると今越えてきた和尚山が平らな頂を横たえていました。
頂上に達する直前まで木の枝のトンネルの連続でした。中腰で歩くのを強いられているようで、つらい登攀でした。
やっと頂上に着きました。もう少し登ったところが本当の頂上ですが、一段下のところに山頂の標識が立っていました。
標識の周囲は広い斜面で、岳温泉から登ってくる道がよく見えました。大勢の登山者が頂上に向かって歩いているのがよく見えました。1か月ほど前にこの頂上を目指しましたが風と雨にさえぎられて登頂を断念して折り返した地点もすぐ先に見えます。矢筈の森あたりから鉄山に続く山稜はガスがかかってみることはできませんでした。
ひと登りして本当の頂上に着きました。息子とツーショットです。
頂上で休んでいる間に風が強くなり、ガスが湧いて、鉄山方面は見えなくなってしまいました。
あまりガスが濃くならないうちに船明神に着こうと思い、頂上を後にしました。
ガスはどんどん濃くなり、風もひどくなってきました。少し先を歩く息子の姿が薄くなってきました。
鉄山への縦走路から船明神への道に入ると風はますます強く、足を踏ん張っても、よろよろするほどで、歩を進めるのも大変でした。それでも船明神に着き、下山道を探しました。それらしい道はありましたが、周囲の視界は全くなく、「間違いはない」という自信が持てず、引き返すことにしました。縦走路から船明神に向けてのコースに入ったころからコースの目印がほとんどなくなってしまったことも大きな心配の種でした。
風の中をふらふらしながら再び頂上へ戻ってきました。
さっきの歩きにくい道を戻るのかと思うと気が重かったのですが、間違える心配はありません。ただ、気がかりは登山口の牧場のゲートが5時で閉まると書いてあったことです。とにかく気を入れなおして下山開始です。
和尚山までは登りの時より時間がかかってしまいましたがそこから先はいいペースで下りることが出来ました。
渡渉ポイントも無事過ぎて、登山口に着きました。
ゲート閉鎖時間には余裕をもって着くことが出来ました。しかし、銚子ヶ滝は見ることが出来ませんでした。・・・・・ちょっと心残り。
安達太良山登山コースタイム(実績)
7:10 銚子ヶ滝登山口から登山開始
7:32 船明神山コースとの分岐
7:38 銚子ヶ滝降り口
7:42 沢渡渉点
8:18 谷底を見下ろす地点(休憩)
9:26 南と西が開け磐梯山が見えた
9:39 岩ごろごろ道
10:08 和尚山。初めて安達太良が見えた
10:40頃 鞍部
11:44 頂上下
11:51 安達太良山頂上
12:30 船明神へ向けて出発
13:03 船明神山(ここから下山予定であったが、視界悪く引き返すことにした)
13:36 安達太良頂上下
14:51 和尚山
15:49 真上から谷底を見下ろすところ
16:12 渡渉
16:44 登山口(17:00の牧場ゲート閉門に間に合った)
西吾妻山登山 [山日記]
7月7日(日) 西吾妻山に登りました
昨日は安達太良山から降りてきて、磐梯熱海の友人の経営する旅館に泊めてもらい、温泉につかった後、しばし友人と旧交を温めました。テレビで明日の天気を見てもらうと、雨は降らないとのことなので、念願の西吾妻山へ行ってみることにしました。
そして今朝は5時半に宿を出ました。猪苗代から裏磐梯を通って白布温泉まで行き、ロープウエイの駐車場に車を止めました。
ロープウエイの駅はトレッキングの人で賑わっていて、すでに運航されていました。歩いて登る道がわからないので、聞いたりしていると時間が経ってしまい結局8時少し前になって出発しました。新高湯温泉経由でいくことにしました。新高湯までは舗装道路で、宿の人に道を聞くと、宿のそばから細い登山道がつけられていました。
駐車場からおよそ1時間で天元台ゲレンデのロッジの近くに着きました。下の方にリフトの乗り場があり、その向こうの左手上の一角には小さなロッジがいくつも寄り添うように建っていました。
ロープウエイの駅は左手奥の方にあるようで、登山者はすべてそちらから歩いてきてリフトの乗っていくようでした。大きなロッジで歩いていくにはどこを通ればよいかと聞くとリフトに沿って上がっていけばよいとのことだったので、言う通りに歩いて登り始めました。
ゲレンデを歩き始めて少ししてからロッジの方を振り返って見た
黙々と歩き、リフト3本分約5キロを歩いてリフト終点に着きました。リフトの終わりに近づくころ、大分雨が降ってきたので、ポンチョをかぶりました。カメラを雨から守るにはポンチョは具合の良い雨具です。
少し急な石がごろごろした道を登ると、かもしか展望台と思われる地点に着きました。
かもしか展望台から少し下ると人形石との分岐点がありました。この付近から先はお花畑が広がって、道は木道になりました。
お花畑の中を木道を進むと、道の右上の方には雪がまだ沢山残っているところがありました。
やがて道が茂みの中に入ってい行くと大凹の水場という表示がありました。
お花畑にはチングルマやイワカガミなどが咲いていました。遠望は利かず、目を楽しませてくれるのは、道の周囲のお花たちでした。
湿原のあちこちには咲いたばかりのみずみずしいコバイケイソウが群れをなして咲いていました。枯れ始めると茶色くなって汚い花になってしまいますが、こんなにきれいな状態の花を見るのは初めてでした。ガスの向こうにうっすらとごつごつした岩山が見えていました。遠くが見えてもこの程度がやっとでした。
大きな岩がごろごろと広がっていて、どこが道かわからないようなところで一休み。その近くに立っていた標識です。梵天岩か天狗岩かその付近だと思われます。トレッキングで歩いている人は梵天岩まで行くという話をしていましたが私は何処が梵天でどこが天狗なのかというとうわかりませんでした。
頂上と小屋との分岐点。左へ行くと頂上、右へ行くと避難小屋
頂上着。木が茂った中にあり、これでは晴れていても視界は望めそうにありません。しかし吾妻連峰最高峰と書いた標識の重量感(精神的な)はありました。
避難小屋を通って若女平へ降りることにして下山開始。小屋から天狗岩に通じる道も木道が整備されていて、周囲は高山植物が豊富でした。しかし、ぬれた木道に足をすくわれ、見事に尻もちを着いてしまいました。幸い怪我はありませんでした。
転んだことに動転してか若女平への分岐点を見落としてしまい、こんなに時間がかかるわけがないと思いつつ歩いていると吾妻神社に着いてしまいました。せっかくなので神社にお参りをして、腹ごしらえをして、木道を引き返しました。
ここが若女平への分岐点。こんな標識をなぜ見落としたのでしょう?
若女平への下山道。雨水が小川のように登山道を流れ、滑りやすく歩きにくい道でした。このコースも人は少ないようで、足跡は2,3人確認される程度でした。ただコースははっきりしていて、不安になるようなところはありませんでした。
若女平。視界の開けた草っ原のようなイメージを持っていたが、鬱蒼とした樹林の中でした。
若女平からさらに下って東側が開けたとき、対岸の尾根にゴンドラが動いているのが見えました。よく見ると尾根の上に建物も見えました。ロープウエイの上の駅でした。
しばらく急な下りが続きましたが、傾斜が緩やかになって雨で小川のようになった道をしばらく行くと県道2号線に出ました。
ロープウエイの駅までは登り坂で、疲れた足腰には大きな負担でした。車に着くと駐車場には私の車以外1台しか止まっていませんでした。駅の営業も終わっていました。
白布温泉へ行って温泉に浸かって、着替えてさっぱりしてから帰途に着きました。
白布峠の近くのパーキングで、最上川源流と書いた標識がありました。
西吾妻山登山コースタイム(実績)
5:30 磐梯熱海 きらくや出発
7:00 天元台ロープウエイ駅着
7:55 登山開始
8:24 新高湯温泉
8:56 スキー場
9:00 ロッジ
10:36 リフト終点
11:16 人形石との分岐
11:44 大凹の水場
12:31 小屋と頂上との分岐
12:48 西吾妻山山頂着
13:13 頂上発
13:33 小屋
13:45 吾妻神社
14:02 吾妻神社発
14:11 若女平分岐
15:58 若女平
16:28 ロープウエイの駅が見える地点
17:12 県道出会い
17:36 ロープウエイ駅
18:24 温泉
18:35 最上川源流
01:30 家着
月山登山 [山日記]
10月14日(月) 午前10時半に家を出発。東名、首都高、東北道経由、庄内朝日インターを目指す。この日の宿は休暇村羽黒。途中特に混雑もなく夕方5時近くには羽黒山のふもとに着きました。ちょうど夕暮れ近く鳥海山が見えていました。
この日の宿は休暇村羽黒というところで、気持ちの良い風呂に入ってから食事、寝る前にもう一度風呂に入って早めに就寝。
10月15日(火) お弁当をもらってロビーで食べ、出発です。5時少し過ぎていました。まだ真っ暗の空には星がいっぱい見えました。8合目までは細いものの舗装した良い道路が続いていました。走っている間に空が明るくなってきました。東の空に朝焼けが見えました。
8合目駐車場には数台の車が止まっていました。大きな石の方位盤と8合目を記した標識があり、トイレや売店の建物もありました。トイレは使えましたが売店はもうしまっていました。南側を見ると手前の山稜の向こうにちょこっと頭が見えるのが月山のようです。
6:05 出発
少し登ると道は左右に分かれていました。私は頂上を急ぎたいので右へコースを取りました。緩やかな傾斜の木道が続いています。周囲は枯れた草が一面に広がり転々と池塘が見えました。
木の道が終わると少し傾斜のきつい石ころ道になり、また緩やかな道になりました。
6:39 9合目(仏生岳)までの中間点付近。前に見えるのが仏生岳と思われます。
石ころ道の両側は背の低い木々や熊笹が茂っているところがあり、朝日に照らされて少しだけきれいなナナカマドの紅葉がありました。
7:11
ナナカマドの紅葉
7:31 仏生岳小屋 すでにシーズンを終えて戸締りがされていました。
仏生岳小屋
小屋を超えると少し傾斜がきついところもありましたが、ほとんどはなだらかな道が続いていました。
7:58 あの山の向こうが頂上か?
頂上らしきピーク
8:27 頂上が近づいたと思われる頃、道は石畳になったり、木道になりしました。あのピークの向こう側に頂上があるに違い ない。もう一息。
頂上間近
8:42 頂上の小屋が見える辺りから東側を見ると、葉山と思われる山並みが、大きく横たわって見えました。
8:40 頂上(月山神社の鳥居の前で)
頂上、月山神社鳥居
8:47 鳥居をくぐって、社務所らしき建物の脇を通って登っていくとまた鳥居があってその奥に本殿が鎮座していました。
月山神社本殿
8:58 鳥居前から、頂上一帯の眺め。神社のところだけ小高くなっていますが、頂上一帯は広い台地のようになっていて池塘も点在していました。小屋の脇を通って右の方へ進むと湯殿山へのルートです。
頂上の小屋
8:53 頂上付近からの遠望。遠くにかすんで見えるのは大朝日岳かも知れない。
8:55 頂上付近から葉山?
9:20 頂上台地から湯殿山へ降りるルートを見る
9:28 頂上台地から山頂神社を望む
9:50 下山開始。名残おしい気持ちを抑えてもと来た道を下り始めました。
10:17 行者返し。行きは気が付きませんでしたが、道標がありました。
10:45 仏生岳小屋通過
10:59 小屋から少し下ったところの紅葉
11:05 もうすぐ木道に出ようという頃、ナナカマドの実がきれいでした。
11:51 駐車場(8合目)着
朝、稜線の向こうに月山が見えていましたが、雲が多くなって見えなくなりました。
羽黒山と湯殿山(注連寺と大日坊) [山日記]
10月15日の後半
月山から降りてきて羽黒山の五重の塔の近くの駐車場に車を止めました。
鳥居をくぐるとすぐ隋身門。ここをくぐると、下りの階段が続きます。
一番下まで降りると、いくつかの祠があり、道は右に曲がって進みます。間もなく川を渡るところがあり、赤い橋が架かっていました。ここからは登りの階段が続きます。
橋を渡って少し行くと、ありました。五重の塔です。今回の山登はこの五重の塔を見ることが最大の目標だったかもしれません。杉の大木に囲まれて鬱蒼とした中、石畳を緩やかに登ったところに五重塔は建っていました。全く飾り気のない豪壮な佇まいでした。
五重塔を離れて参道に戻ると延々と階段が続いています。2446段あるのだそうですが、大急ぎで登って本殿に着きました。本殿よりも少し先にある大きな鐘楼が目につきました。神社なのになぜ鐘があるのだろう?
聞けば明治の廃仏毀釈の歴史を物語る遺産でした。本殿は半分工事中でしたが、中に入れてくれました。
参集殿の売店で妻の健康祈願のお守りを買って、今度は階段を駆け下りました。湯殿山にも行きたいので時間に余裕がありません。それでも、途中の茶屋でお餅と抹茶を頂くと少し元気が出ました。ここで、歩いた証拠として認定証を発行してくれました。
もう一度、五重の塔のそばへ行って良く眺めました。五重の塔から少し離れたところに杉の大木「爺杉」がありました。爺杉の前から五重の塔を眺めてみました。
橋を渡った後階段を上り切ると入口の鳥居のところに出ました。往復約2時間かかりました。
すぐに羽黒山を後にして、湯殿山大日坊と注連寺に向かいました。
大日坊の和尚さんに、明治までは湯殿山も羽黒山もお寺であったという話を聞きました。羽黒山に梵鐘があった理由がわかりました。廃仏毀釈の折り、湯殿山は神社へ変わることで今の盛隆を得たとのことですが、大日坊や注連寺は寺として存続することを希望したので住職が殺害されたり、寺領や建物が破壊されたというのです。徳川時代は徳川家の祈願寺として栄えたそうです。
大日坊から車で5分ほどのところにある、注連寺は森敦の小説「月山」の舞台となった寺です。
帰りは山形で一度高速をおりて、山寺(立石寺)へ寄ってみました。もう真っ暗で、奥の院へは入山禁止の時間帯になっていましたので、ここからはますぐ家に帰ることにしました。台風の接近で高速は80キロ規制、関東に近づくと50キロ規制になり、時間がかかりました。家に着いたのは翌日午前2時を過ぎていました。
大山登山 [山日記]
6月26日(木)日向薬師から大山へ登ってきました
妻をデイサービスへ送り出してから急いで支度をして出かけました。
日向薬師の奥に日向ふれあい学習センターというところがあり、そこから登ると約2時間で頂上に立てるはずです。妻が家に戻ってくる4時半ごろにはなんとか戻ってこれそうです。一番奥に市営の駐車場があり、そこに車を止めました。身支度して歩きは決めたのは11時過ぎでした。どこから登るのかちょっと迷いましたが、多分これでよいのだろうと思う山道に取りつきました。山に入るところにはバンガローがたくさんありそこには地図が出ていましたが、見晴台という表示はありましたがその先が大山なのかどうかはっきりしません。私の持っている地図には見晴台という地名がありません。状況から判断して見晴らし台の先が大山になるものと考えてバンガローの間をのぼり始めました。
急なのぼりがしばらく続き、やがて尾根道に出ました。尾根道を登って来る道と合流して尾根は右へ登って行きます。ここからは道幅も広く傾斜もゆったりして気持ちのよい登山道が続いていました。少し行くと尾根の左側に阿夫利神社が見え、間もなく見晴台に着きました。
阿夫利神社遠望
見晴台
見晴台から約1時間10分、山頂に着きました。
おにぎりを一つ食べて、すぐに下山開始です。そんなに歩いていないのにかなり疲労を感じながら、滑ったり転んだりしないように注意しながらの下りです。50分ほどで見晴台に着きました。
登りの時は姿が見えなかった大山山頂が見えました。上の写真の左奥のピークが大山です。
工事の人は作業を終えて帰って行き、静かな山が戻ってきました。またここで一休みです。大山から少し右へ目を移すと三峰山と思われる山が見えました。近畿の大普賢岳を彷彿とする山容が懐かしく思い出されます。
気持ちの良い道
気持ちの良い尾根道をしばらく歩き、分岐点からはふれあい学習センターまで一気に下ります。予定の時刻を30分ほどオーバーして駐車場に着きました。
車で下って行く途中、三重塔があるお寺があり、見せてもらいました。平成になってから立てた釘を全く使わずに立てた木造の建物だそうで、立派な塔でした。
11:15 駐車場出発(登山開始)
11:25 バンガロー
12:09 尾根出会い
12:09 阿夫利神社遠望地点
12:16 見晴台
13:12 頂上まであと600m地点
13:28 大山山頂
13:42 下山開始
13:54 頂上まであと600m地点
14:33 見晴台
14:55 分岐点
15:26 つづら坂下
15:29 駐車場
丹沢の名峰檜洞丸を目指して [山日記]
7月28日(月) 西丹沢自然教室から檜洞丸を目指して山歩きをしてきました
妻がデイサービスへ出かけて行ったあと、丹沢湖へ向けて出発
お昼前に西丹沢自然教室に着きました
この道をもう少し行った右側にキャンプ場を管理している小屋があって、小屋の右側を上がってもいけると言うので、そこから山に入りました。地図にある道とは違う道です。始めは河原の脇をのぼり、そのうち樹林帯の急な斜面を登るようになりやがて地図にある登山道と出会いました。
登山道の周りに石楠花化?と思える灌木がたくさんありました。よく見ると枝分かれのところは必ず3つに分かれているのでおそらくミツマタという木なのだろうと思いました。
合流点からは緩やかで歩きやすい道がしばらく続きました。沢からはずいぶん離れかなり高度も稼いだなともう頃、道は下り坂になりまた河原に出てしまいました。ここがゴーラ沢出会いというところのようです。
沢を渡って、適当に河原を歩いていたら、どうも道ではないところを登りつめてしまい、道を間違えたことに気が付きました。渡渉したところに戻って眺めてみると、渡渉地点から登り始めの階段が見えるではありませんか!無駄な時間を費やしてしまいました。わからなくなったら間違いのないところまで戻るという基本を守ることはできて大事に至りませんでしたが気を付けないといけないと自分自身に言い聞かせました。河原から登山道に取りつくといきなり急なのぼりで鎖がつけられていました。
ここからはかなりきついのぼりが続いてから緩やかになり、そして少し下り鞍部に出ました。展望台まであと0.3キロと書いてありました。
頂上は無理でもせめて展望台までは、と思っていましたが、妻が帰宅する時間に間に合わなくなってしまいますので、今日はここで戻ることにしました。13:47下山開始です。
急な下りが始まる前に落ち葉で覆われた斜面を見ると真っ赤な頭をしたキノコがたくさん生えているのに気が付きました。毒々しさから明らかに毒キノコです。
ゴーラ沢出会いに出る直前の鎖場です。
ゴーラ沢出会いの河原で一休み。きれいな水が流れています。
沢を渡り返して看板をよく見ると、渡ってからコンクリートの階段を登れと書いてあります。最後まで読めば無駄な時間を費やさずに済み、展望台まで行けたものを・・・残念!
帰りは地図にある道をたどりました。登山道がアスファルトの林道に飛び出すところは、小さな道標があるだけでした。
駐車場から一般車は通行止めの林道に入るところには小さな祠がありました。これより下が人間の世界、これより上は神の領域なのだそうです。これより上にもたくさんの一般車が入っていましたが、キャンプをする人たちには解放されているのだと思われます。
私は人間の世界の駐車場に車を止めましたが、木陰で車の中は暑くならずに助かりました。
車到着15:03 でした。
家着16:43 妻の帰宅にかろうじて間に合いましたが、念のため送迎時間を調節してもらい、5時少し前に妻が戻ってきました。