越後の平が岳登山 [山日記]
8月4日(月) 前日、平が岳の登山口近くの清四郎小屋に泊まり、早朝から平が岳に向けて登山を開始しました。
暗いうちから歩き始め、明るくなってくると尾瀬の燧ケ岳が見えました。
始めは緩やかだった道もやがて細い痩せ尾根の上を行くようになり、傾斜も急になりました。
痩せ尾根の上は景色は良く、絶えず燧ケ岳が見えていました。
痩せ尾根を上り詰め、道が平らになって少し行くと下台倉山に着きました。地図では前坂というところが在るのですが、どこかわからないまま来てしまいました。
この付近からこれから向かう方角に平が岳と思われるおおらかな山が見えました。
一本だけ真っ赤に紅葉したナナカマドがありました。
台倉山3等三角点
台倉清水
白沢清水。冷たい水が湧いていました。
平が岳が迫ってきました
きついのぼりを登りきると、池塘が広がる姫池に出ました。池塘の向こうに平が岳がおおらかな全容を見せてくれました
池塘の周辺には黄色や青の小さな花がたくさん咲いていました。一呼吸入れてすぐに平が岳に向かいました。
着きました。平が岳山頂です。三角点は少し奥まったところにありました。
三角点で記念撮影
木道はまだ先まで伸びていましたが、そこで終点になっていました。終点付近では北側が開けて、中の岳や越後駒ヶ岳と思われる山がまじかに見えました。
1時間ほど、頂上でゆっくりとすごし、下山を開始しました。名残惜しく、何度も何度も周囲の景色を眺めもう一度記念写真をとってから木道を下りました。
至仏山は雲に隠れてしまいました。
平が岳頂上からみた燧岳です。
ふすまのような長い稜線を連ねた会津駒ヶ岳です
これから下って行く姫池方面を見ました。真ん中付近に見える道の左側一帯に池塘が広がっています。
帰りはここを左へ行って水場を通って姫池に行くコースを取りました。
少し下って行くと小さな小川があって快い水の流れる音が聞こえてきました。小川の水を手ですくって飲みました。冷たくておいしい水でした。小川の源流は雪田でした。
雪田からもうひと登りすると姫池です。奥に平が岳が控え、平が岳の前庭のように見えます。
姫池を後にすると一気に下りが始まります。下り始めて振り返ると至仏の雲がとれていました。
白沢清水。帰りは湧き出たこの水をすくって飲みました。
台倉清水。水場までは少し距離がありそうでしたので水場へは寄らず、一休みしただけで先を急ぎました。
台倉山三等三角点
下台倉山
痩せ尾根。ずっと下の方まで道が続いているのが見えます。
やっと登山口に着きました。
登山行程
8月3日(月) 昼前に家を出て清四郎小屋へ向かう。関越トンネルを出ると猛烈な雨でしたが、平野に出ると雨はやみましたが、高速を降りて山に入るとまた雨になりました。枝折峠を通過するころは窓も開けられないくらいの降りとなり、銀山湖の縁を通るころには山側から滝のように噴き出た水で道路は土砂と水であわや立往生かと思われる事態となりました。それでも何とか無事に清四郎小屋に着きました。
8月4日
4:20 登山口から登山開始
6:30 下台倉山
7:32 台倉山
7:46 台倉清水
8:26 白沢清水
9:56 姫池
10:15 水場分岐
10:35 平が岳(1時間休憩)
11:34 下山開始
11:51 水場分岐
11:55 水場
11:58 雪田
12:06 姫池
13:06 白沢清水
13:43 台倉清水
14:06 台倉山
15:05 下台倉山
16:48 登山口
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