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北岳登山 [山日記]


2019年7月25日(木)~ 北岳に行って来ました。


7月25日(木) 
 14:00 家発 

 17:00 芦安白峰会館着 
       部屋のベランダから山の方を見ると雲は多いものの
       明るい感じでした。 
        DSC_8609_0001.jpg
               この日はビールを一杯飲み、温泉に入って休みました。

7月26日(金) 
     5:15   広河原行のバス発
      に乗る。タクシーは全部出たばかりで、初めてバスに乗りまし
      た。広河原に着くちょと手前で北岳が見えました。 
     6:10 広河原着
      バスを降りて北岳の写真を撮りに行きました。
      かろうじてバットレスの一角が雲の上に顔を出していました。
        DSC_8620_0001 (2).jpg
        インフォメーションによって天気の確認をしましたが、
                       台風の影響は予測できないとのことでした。
   6:35  出発
        吊り橋の入り口で大樺沢の雪渓が見えました。
        DSC_8624_0001.jpg 
        DSC_8623_0001.jpg
   6:43  広河原ロッジからの道と合流
        DSC_8625_0001.jpg 
   7:05  大樺沢ルートとの分岐点
        DSC_8627_大樺沢分岐.jpg
        大樺沢ルートは去年まで通行止めでしたが今年は上まで
        通れるとのことでした。 
  7:43  第1ベンチ  
        DSC_8629_第1ベンチ.jpg 
   8:06 ベンチのない道標のみの地点         
                       DSC_8634_第1ベンチの次の道標.jpg
   8:21 第2ベンチ
        DSC_8638_第2ベンチ.jpg
        池山尾根側の視界が少しだけ開けてきました。
        DSC_8639_第2ベンチ・池山尾根.jpg
        針葉樹の新緑
        シラビソとかコメツガといった樹木と思われますが、
        新緑がきれいです。
        DSC_8641_針葉樹の新緑.jpg
   8:45 急登終了
        急登が終わったという目印の道標が出てきました。
        道標にそう書いてあるわけではありません。この付近を
        境に今まで急な斜面を一気に登ってきた道は腹を巻く
                       ようになります。
                       DSC_8650_急登が終わった2.jpg        
    9:00  小屋まで20分の道標
       もう小屋に着くのでは?と思うようになるころ、この道標が
       出てきます。
        DSC_8654_「小屋まで20分」の道標 (2).jpg 
  9:09  小沢にかかる橋
        去年、雨の中を登って来た時は、この橋の上を超えて
        水が流れていました。
        DSC_8656_さくねん来たときは.jpg
   9:24  白根御池小屋到着
        DSC_8658_白根御池小屋着.jpg
       この小屋はきれいで気持ちが良いので、上がって食事を
       することにしました。
        食堂の様子です。
        DSC_8660_食道の風景.jpg 
        食堂の窓から外を見るとこんな感じでした。
        DSC_8661_食道の窓から.jpg  
        この時間帯はメニューはカレーだけでした。
        おいしかった!
        DSC_8663_白根御池小屋着.jpg
  10:01   白根御池小屋出発
                     小屋の外に出ると少し晴れ間が見えて、鳳凰側の山並みの
        一角が見えていました。 
                       DSC_8666_晴れ間が.jpg
        御池は美しい水面に一張のテントを映していました。
        DSC_8668_御池.jpg
        池の横を通って、草滑りルートに進みました。
        DSC_8671_草滑りルートへ.jpg
        急な登りの始まりです。
        登り始めてすぐに、道の脇に雪渓が現れました。
        DSC_8678_道の左側に残雪が.jpg
       雲はまだ低く稜線は見えませんが、池山尾根と鳳凰連山
                    の山肌が見えるようになりました。
        DSC_8679_池山尾根や鳳凰の雲が上がって.jpg
        かなり登ったと思う頃振り返るとまだ御池が見えました。
        登山者が沢山登ってきます。
        DSC_8684_まだ御池が見えます.jpg
        草滑りの上の方を見るとずっと上の方まで草原が続いて
        いました。
        DSC_8685_草滑りの様子.jpg
       高度が上がると視界も良くなり、大樺沢対岸の池山尾根の
       見通しが良くなり、幾筋もの雪渓が見えました。
        DSC_8689_池山の尾根に雪渓が.jpg
        大樺沢本流の雪渓も見えました。
        DSC_8692_大樺沢の雪渓2.jpg
      草付きの急な道が緩やかになったと思う頃、「植生保護柵」
      と書かれた表示板が立てられ、網で柵が張られているところ
                 に出ました。柵の中はキンバエソウを主体にした花々が一面
                 に咲いていました。これぞお花畑!という景観です。
        DSC_8696_植生保護柵.jpg
        近くで見るとこのような長めです。
        DSC_8699_キンバエソウ2.jpg
        このような花も交じっていました。
        何という花でしょう?
        DSC_8703_何という花.jpg
        少し場所を変えるとさらに黄色い花が広がって
        いました。
        DSC_8704_キンバエソウ3.jpg
        鳳凰の山が見えました。三山よりは北に寄った山と
        思われますが、名前はわかりません。
        DSC_8706_鳳凰の一部が見えました.jpg
  11:56 二俣からのツートと合流
       道標を写真に撮ろうと思いましたが、道標を背にして休ん
       でいる人がいて、このように撮るしかありませんでした。
        DSC_8707_二俣からのルートと合流.jpg
        キンバエソウ。道端にきれいな株が見つかったので
        撮ってみました。
        DSC_8708_キンバエソウ4さっきと同じか.jpg 
        小太郎尾根の東側斜面が見えてきました。
        DSC_8710_小太郎尾根の一部が.jpg 
        木造の階段というか梯子というか、ここを上がれば
        小太郎尾根の稜線に出るはずです。   
        DSC_8713_もう一息で稜線.jpg  
  12:13  小太郎尾根出合い
        道標が壊れていました。
        DSC_8714_左北岳、右小太郎山.jpg 
        広くなった尾根の上を移動して、西側を見ると
        仙丈ケ岳から両股小屋に至る稜線が一部だけ見えました。
        雄大な頂上の姿は見えません。
        DSC_8715_仙丈の尾根.jpg
        こちらは小太郎山の方向を見ました。
        DSC_8716_小太郎山への道.jpg
        小太郎尾根を北岳に向かって登っていく稜線の道です。
        DSC_8717_北岳への道.jpg 
        こんな花もありました。名前は何というのでしょう?   
        DSC_8719_何という花でしょう.jpg
       12:29   小太郎山分離点
        北岳の領域と小太郎山の領域の境を示すものだろうと
        思いますが、このような道標は見たことがありません。
        DSC_8722_小太郎山分岐点.jpg
        甲斐駒ヶ岳の方角の雲の中に見えるのが小太郎山と
        思われます。
        DSC_8725_小太郎山.jpg
        野呂川の向こうに見えるはずの仙丈は見えません。
        
        北岳に通じる登山道です。
        DSC_8728_肩の小屋はまだ見えません.jpg
        仙丈から南に延びる尾根(仙塩尾根)が少し見えました。
                       DSC_8729_仙丈の尾根です.jpg        
        北岳から小太郎山に伸びる稜線の東側の眺め。
        雲が中々取れません!
        DSC_8734_北岳の北側斜面4.jpg
        ここまでたどって来た道。後を振り返ってみました。
        DSC_8741_辿ってきた稜線.jpg
        肩の小屋北稜線という道標
        DSC_8743_肩の小屋北稜線.jpg
        仙丈ヶ岳の方向を見る
        DSC_8747_北岳西側斜面.jpg
        北岳側の斜面は今はあまり花が咲いていませんが、花の
        時期には一面のお花畑になると思われます。

        遠くの岩の上に猿がいました。後に見えるのは子供
        かも知れません。こんな高地で猿を見るのは始めてです。
        DSC_8748_西側斜面にサルが.jpg
  13:07 ようやく北岳肩の小屋が見えました。  
        DSC_8750_ようやく肩の小屋が.jpg
  13:13  肩の小屋到着
        大勢の登山者で賑やかでした。
        DSC_8753_肩の小屋.jpg
   13:50    小屋出発 
        サブザックに雨具、食料、水、三脚などを入れて、
        頂上に向け、出発しました。
        小屋を出てすぐの道端にキタダケソウが咲いていました。
        DSC_8755_キタダケソウ.jpg
        キタダケソウは6月末には咲くようなので、もう見る
        ことが出来ないかと思っていましたが、見回せばあち
        こちいっぱい咲いていました。

        両俣小屋分岐
        仙丈に繋がる尾根を野呂川まで下ると両俣小屋という
        小屋がありますが、いまは通行止めと標識が出ています。       
        DSC_8759_両俣小屋分岐.jpg
        上の道標とは少し離れた所にこの道標がありました。
        DSC_8763_通行止め.jpg
        両俣への尾根
        DSC_8764_両股へ続く道.jpg
        北岳の方向をみると大樺沢を吹き上がってくる上昇
        気流でどうしても雲が出来やすいのでしょう、中々
        山容が見えません。
        DSC_8770_頂上近し2.jpg
  14:58  北岳山頂到着
                   標高3193m(私が始めてこの山に登った、昭和40年頃
        は3192mでした。)  
                      DSC_8775_頂上.jpg 
                      霧雨が少し強く降り出す中、三脚を立てて記念撮影を
         しました。
         DSC_8777_頂上2.jpg 
           三角点標識
         文句なしに「一等三角点」かと思えば三等三角点でした。 
         DSC_8783_三等三角点.jpg 
         雲の晴れ間でも出ないものかと20分あまり頂上にいました
         が、霧雨は強くなるばかりでしたので、下山することに
         しました。
         「又明日来るよー!」と心の中で叫んで頂上をあとに
        しました。 
         DSC_8785_頂上を後に.jpg 
        頂上をあとにしてすぐに、肩の小屋の方を見ると、頂上
        とはそう高さも変わらないと思われるピークがあるのが
                   見えました。
        小太郎尾根の方から見るとおそらくこれらのピークを北岳
        と間違える可能性があるとおもわれました。 
          DSC_8788_帰り道.jpg
  16:00頃 小屋着

       霧雨でズボンはびっしょりでした。上は雨具でしたから
       全く濡れませんでしたが。
  16:40 夕食

       小屋の食事は16:10、16:40、17:10?の3回に分けて
       行われていて、私は2番目の組でした。
       ごはん、味噌汁はおかわり自由、でしたが、品数が寂しい
       感じでした。でも鯖の煮付けが甘いたれがかかっていて
       美味でした。  
      17:22  寝床が隣の人が夕方、晴れていますよ!と言うので、慌てて
         外へ出てみました。少し雲が取れて甲斐駒や仙丈、そして
         北岳の方角が見えるのでした。
       甲斐駒(右奥)と鋸岳(左手前)
        DSC_8790_甲斐駒.jpg
      仙丈ヶ岳

        こちらは頂上付近がすっきりしませんが今回の中では
        一番よく見えた状態です。
        DSC_8791_仙丈ヶ岳.jpg
      北岳      

        小屋から頂上は見えないのかも知れませんが、一番左の
        ピーク辺りが頂上と思われます。        
        DSC_8795_北側の斜面.jpg
        一番左のピーク付近を拡大すると
        DSC_8799_頂上へ続く尾根.jpg
      その後小屋の主人から台風の影響を考慮して明日の昼から
      南アルプス林道が通行止めになり、通行止め解除は未定との

      話がありました。広河原から芦安へ行くバスは8:00、9:30、
      11:00の3本と判明しましたので、私は8:00のバスに乗る
      ことにして、4:00に小屋を出ることにしました。

7月27日(土)

   3:30 起床
        外に出て見ると月や星が出ていました。周囲の景色は良く
        見えませんでした。 
          パンをかじって腹ごしらえ。
       小屋の様子
        DSC_8804_小屋の食堂.jpg
      身支度をする泊まり客
        DSC_8805_小屋の食堂2_01.jpg         
      3:40   小屋を出る
        上下雨具をつけて外に出ました。しかし、すぐに下山開始する
                 気持になれず、仙丈や甲斐駒が少し明るく見えるようになる
                 まで待ちました。
   4:06 仙丈ヶ岳
        昨日夕方は頂上付近の雲が取れませんでしたが、今朝は
       くっきりとその雄大な姿を見せてくれました。 
                     DSC_8822 (3)_夜明け前の仙丈ヶ岳.jpg
      4:14   甲斐駒ヶ岳
        均整の取れた美しい姿を見せてくれました。   
        DSC_8823_甲斐駒ヶ岳.jpg
       仙丈と甲斐駒の写真が撮れたので、肩の小屋を後に
       しました。
      4:27   小太郎山分岐点
        ほんのわずか時間が経過しただけですが、仙丈は稜線が
        雲でおおわれてしまいました。 
        DSC_8828_小太郎山分岐点.jpg         
      4:30 小太郎尾根から二俣(白根御池)へ向かうルートに入り
      ました。 
      4:40  二俣分岐
                    昨日は白根御池から登って来て、小太郎尾根を目指し
       ましたが、今日は白根御池は通らず、大樺沢に沿って
       下ることにしましたので、二俣の方へ向かいます。
                    DSC_8832_二俣分岐点.jpg
       コバイケイソウの草原
       DSC_8833_コバイケイソウの草原.jpg  
                    ダケカンバの林
       DSC_8836_ダケカンバの林.jpg
       ここにも植生保護柵がありました。
       柵に沿って左回り下って行くと、小さな雪田があり、
       広場がありました。先行パーティーが休憩をとっている
       ようでした。
       DSC_8838_二俣へ下る途中にも保護柵.jpg  
       右俣の雪渓が見えて来ました。     
       DSC_8845_右俣の雪渓.jpg
       雪渓はどんどん幅が広くなって来ました。
       DSC_8847_右俣の雪渓2.jpg
       二俣が近づいたと思う頃には道が雪渓のすぐそばを
       通るようになりました。
       雲が湧いていなければ雪渓の向こう側に変化のある
       景色が見られたでしょうに!
       DSC_8854_右俣の雪渓の下部.jpg
       雪渓には雪が溶けて穴が開いているところが沢山あり、
       この時期、雪渓の上を歩くのはきわめて危険です。
       DSC_8856_右俣の雪渓の穴.jpg
       二俣が見えてきました。地図にバイオトイレあり、と
       記載されていましたので、遠くからもよく分かります。
       DSC_8857_二俣に着きました.jpg
  5:53  二俣着 
       トイレの近くに道標があり、左俣ルートが別れていました。
       左俣ルートをちょっとだけ覗いて見ますと、
       まず、この矢印に従って進み、右俣の細くなった雪渓を
       渡り、
       DSC_8864_八本歯への道.jpg
       半島のようになった岩ゴロゴロの道を通って、その向こ
       うに見える雪渓(左俣雪渓)を登って行くようでした。
       このコースは北岳バットレスを間近に見ることが出来る
       格好の道と聞いています。(昔、下りで通りましたが
       どのうよう見えたか記憶がありません)
       DSC_8865_八本歯への道2.jpg
       道標の前で記念撮影です。
       DSC_8867_二俣の道標の前で.jpg
   6:02 二俣出発
       大樺沢の雪渓の終わり 
       ここから下には本流に雪渓はありませんでした。      
       DSC_8871_雪渓の終焉点.jpg
       池山尾根側から大樺沢に流れ込む小沢の雪渓です。
       この雪渓も大樺沢に出会ったところで終わりです
       DSC_8872_対岸小沢雪渓.jpg
   6:32    橋を渡って対岸へ 
       DSC_8873_対岸へ渡る.jpg
     大樺沢の水量は雪渓が終わったころよりはるかに増えて
     激しい流れになりました。  
       DSC_8874_大樺沢の流れ.jpg
     小沢を渡るときはこのような木製の橋が架けられていました。

     途中、暑くなり合羽を上下とも脱ぎました。
       DSC_8877_小沢にかけられた木道.jpg
   7:28    最後の橋
       いくつか小沢を渡る場面がありましたが、本流を渡り
       返すのはこれが最後と思われる橋がありました。 
       DSC_8879_渡り返します.jpg
       下に来るに従って道は荒れ気味で、沢の中を歩いて
       いるのか、道を歩いているのか分からないようなところが
       至る所にありました。
       DSC_8882_下の方へ来ると道が荒れていました.jpg
  7:47 白根御池からのルートに合流する分岐点に着きました。
      最後の橋から予想以上に時間がかかりました。
     コースタイムでは広河原まで20分。8時のバスには間に合い
     そうにありませんが、間に合えばと思い、思いっきり急ぎ
     ました。  
       DSC_8884_白根御池からの道と合流.jpg
  8:01 吊り橋

       ここからビジターセンター前は3分ほど。しかし既に
       8:00を過ぎてしまいました。      
       DSC_8887_吊り橋を渡ると広河原.jpg
       下りはずっと霧雨が降っていましたので、カメラは
       タオルを巻いて防水に努めましたが、橋を渡る頃は
       とうとうフィルターの内側のレンズ表面が曇って
       しまいました。
  8:05 ビジターセンター着
       8:00のバスはやはり出た後でしたが、乗り合いタクシーが
       30分後ぐらいに出ましたので、そう遅くなることはなく
       芦安にに戻りました。
       芦安はかなり強い雨が降っていました。

       温泉に入り、着替えてさっぱりして帰路につきました。 
       
     間ノ岳から見た北岳の写真が撮れませんでしたが、頂上まで
     たどり着いて、それなりの景色を見ることが出来て充実した
     山行でした。




                 
       
  



          
        
              

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