剱岳、奥大日岳登山 [山日記]
9月29~10月1日 剱岳と奥大日岳に行って来ました。
当初、欅平から仙人池に入り、秘境と言われる裏剱の眺めを体験する予定でしたが、小屋の予約をするのが遅くなって、すでに満員で受けられないとのことで、裏剱はあきらめて、急遽、剱本体に登ることに変更しました。
計画では
9/29 北陸新幹線でへ富山へ行き、立山室堂から剱御前小屋(泊)
9/30 剱岳登山、剱御前小屋(泊)
10/1 奥大日岳,中大日岳を経て称名滝へ下り、立山駅へ出て、富山から新幹線で帰宅
9/30 剱岳登山、剱御前小屋(泊)
10/1 奥大日岳,中大日岳を経て称名滝へ下り、立山駅へ出て、富山から新幹線で帰宅
第1日
6:36 相武台前発
8:12 東京発金沢行き かがやき521号
10:27 富山着
12:20 立山発
12:40 美女平
13:30 室堂着
バスターミナルから外に出ると雄山には雲がかかっていて、強い風が
吹いていて下から来た服装では寒い状態でした。
山岳警備隊に寄って、剱の行き先を告げ、注意すべきことを聞きました。
剱へ向かう途中、凍っているところがあり、軽アイゼン程度では歯が立
たないので凍っていたら引き返すことという注意がありました。
迷惑はかけないよう注意する旨伝えました。
13:50 登山開始
先ずは剱御前の登り口になっている雷鳥沢に向かって遊歩道を進み
ました。
14:04 みくりが池
雄山に掛かっていた雲も取れました。
14:09 地獄谷入り口
有毒な火山ガスの濃度が上がっているので地獄谷を通るコースは
立ち入り禁止になっていました。
おかげで道は遠回りでした。
14:28 草紅紅葉と剱御前
黒く見える尾根を超えると雷鳥沢のキャンプサイトが広がりその向
こうに称名川を渡る橋がありそこからいよいよ登りが始まります。
15:38 ナナカマドの紅葉
登りに掛かってしばらくすると
登山道の回りにはナナカマドの美しい紅葉が見られました。
16:20 称名川を見下ろすと紅葉の分布がわかりました。
16:25 室堂を振り返ると
地獄谷の噴煙が見え、時折亜硫酸ガスのにおいが漂ってくるよう
でした。最近、ガスの濃度が上がっていて室堂から雷鳥沢へは
地獄谷を通るルートは通行禁止になっていました。
17:06 剱御前小屋到着
少しくらくなり掛かる頃、今夜の宿、剱御前小屋に着きました。
寒いのと、体長が悪いのとで、やっと着いたという感じでした。
予約を受け付けてくれた女性が、着かないので心配して、電話を
したと言っていました。
小屋の夕飯は5:00からと言うことで、すでに食事が始まっていました。
我々は2番手のグループで食事をしました。
2日目
5:00 起床
5:27 外へ出てみると素晴らしい天気でした。
これから登る剱岳がくっきりと見えていました。
5:28 後立山の稜線が赤く輝いていました。
(中央付近、白馬岳)
5:41 富山湾が見えました。
富山湾の向こうは能登半島です。
5:42 剱岳
小屋のすぐ近くの剱御前岳の頂上に登って見ました。
私はここから見る剱の山容が大好きです。兜のような頭の格好と
両脇をぐっと張り出した重厚な姿です。
5:45 食事
6:48 剱に向けて出発。こんなにおそい時刻の出発となったのは、
山岳警備隊も小屋の人も途中凍っていて危険な箇所があるので、危険を
感じたら無理に行かないで下さいとのことでしたから、途中までしか行け
ないならそんなに早く出る必要もないと覚悟しての出発でした。
出発時の剱の様子です。
8:12 東京発金沢行き かがやき521号
10:27 富山着
12:20 立山発
12:40 美女平
13:30 室堂着
バスターミナルから外に出ると雄山には雲がかかっていて、強い風が
吹いていて下から来た服装では寒い状態でした。
山岳警備隊に寄って、剱の行き先を告げ、注意すべきことを聞きました。
剱へ向かう途中、凍っているところがあり、軽アイゼン程度では歯が立
たないので凍っていたら引き返すことという注意がありました。
迷惑はかけないよう注意する旨伝えました。
13:50 登山開始
先ずは剱御前の登り口になっている雷鳥沢に向かって遊歩道を進み
ました。
14:04 みくりが池
雄山に掛かっていた雲も取れました。
14:09 地獄谷入り口
有毒な火山ガスの濃度が上がっているので地獄谷を通るコースは
立ち入り禁止になっていました。
おかげで道は遠回りでした。
14:28 草紅紅葉と剱御前
黒く見える尾根を超えると雷鳥沢のキャンプサイトが広がりその向
こうに称名川を渡る橋がありそこからいよいよ登りが始まります。
15:38 ナナカマドの紅葉
登りに掛かってしばらくすると
登山道の回りにはナナカマドの美しい紅葉が見られました。
16:20 称名川を見下ろすと紅葉の分布がわかりました。
16:25 室堂を振り返ると
地獄谷の噴煙が見え、時折亜硫酸ガスのにおいが漂ってくるよう
でした。最近、ガスの濃度が上がっていて室堂から雷鳥沢へは
地獄谷を通るルートは通行禁止になっていました。
17:06 剱御前小屋到着
少しくらくなり掛かる頃、今夜の宿、剱御前小屋に着きました。
寒いのと、体長が悪いのとで、やっと着いたという感じでした。
予約を受け付けてくれた女性が、着かないので心配して、電話を
したと言っていました。
小屋の夕飯は5:00からと言うことで、すでに食事が始まっていました。
我々は2番手のグループで食事をしました。
2日目
5:00 起床
5:27 外へ出てみると素晴らしい天気でした。
これから登る剱岳がくっきりと見えていました。
5:28 後立山の稜線が赤く輝いていました。
(中央付近、白馬岳)
5:41 富山湾が見えました。
富山湾の向こうは能登半島です。
5:42 剱岳
小屋のすぐ近くの剱御前岳の頂上に登って見ました。
私はここから見る剱の山容が大好きです。兜のような頭の格好と
両脇をぐっと張り出した重厚な姿です。
5:45 食事
6:48 剱に向けて出発。こんなにおそい時刻の出発となったのは、
山岳警備隊も小屋の人も途中凍っていて危険な箇所があるので、危険を
感じたら無理に行かないで下さいとのことでしたから、途中までしか行け
ないならそんなに早く出る必要もないと覚悟しての出発でした。
出発時の剱の様子です。
まだ、剱に日は当たっていません。
小屋のすぐしたには夏を越した雪渓がまだ残っていました。
7:09 霜柱
小屋を出るとなだらかな下りですが、道には霜柱が立っていました。
7:20 草紅葉と剱岳
7:38 剣山荘と剱岳
7:59 剱沢の向こうに後立山連峰が見える
真ん中が五竜岳、右側のとんがったのが鹿島槍
8:20 剣山荘の前の池糖と鹿島槍
8:21 水たまりに張った薄氷
8:23 剣山荘
8:41 一服剱の登りから鹿島槍
とにかく鹿島槍が美しく見えます。
8:54 後を振り返れば奥大日岳方面が見えます。
8:56 一服剱付近から前剱を望む
すごい傾斜で登って行きます。
9:30 前剱の登りから別山、剱御前岳
左の一番高く見えるのは別山。そこからなだらかに右に下って、
稜線が少し凹んで見えるところが剱御前小屋。その右に登った
ピークが剱御前岳です。
9:58 前剱付近から剱岳
10:07 前剱付近の危ない橋
小屋の人や、警備隊の人はここが危険のポイントと考えて
いるようでした。ここは掴まるところがないので、橋の表面が
凍ってしまうと非常に危険なところになる。危ないと思ったら
無理をせずに引き返して下さい。とのことでした。
10:10 危ない橋を渡って振り返って見たところです。
橋を渡るとすぐにまた鎖場です。
10:11 剱岳近し
10:46 ここから先は部分的に一方通行です。登りと下りが
異なったルートを通ります。鎖場が続きます
10:47 岩壁の間から見る鹿島槍
10:54 カニのたてばいの直前
11:00 カニのたてばい直前
11:18 たてばいを登ったところから南側をみた。
頂上の祠が見えた
カニのたてばいを超えてからもしばらく急登が続き、やっと頂上の
祠が見えました。
11:57 剱岳から白馬岳。
前方脚下に黒部川が流れその向こうに白馬岳が見える。
12:00 剱岳山頂に着きました。
12:24 頂上から南南東側を展望する
12:24 頂上から南東側を展望する。
近くは立山、遠く笠ヶ岳が見える。
カメラを少し右に回すと薬師岳が堂々とした姿を見せています。
12:35 下山開始
12:50 下りの岩場始まり
12:54 カニの横ばい
12:57 カニの横ばい続き
13:04 もう少しで斜めに切れ落ちた岩峰の上部を通過します。
13:49 岩の間から大日岳方面を望む
14:12 前剱から剱岳
14:18 前剱から南側を展望する
14:35 剱沢の紅葉
15:32 剣山荘
15:36 紅葉の剱御前
17:01 小屋に戻って来ました。疲れました。
18:09 小屋の前から見た夕日
3日目
5:33 剱御前の夜明け。
後立山の稜線が赤く染まっていました。残念ながらお日様は別山
に隠れて見えませんでした。
6:38 小屋出発
6:36 朝の室堂俯瞰
浄土山の右側に薬師岳が見える。
6:40 立山と槍ヶ岳
一ノ越のちょうど延長線上に槍ヶ岳がみえました。
6:54 西の方に遠く加賀の白山が見えます。
7:40 剱岳が見えて来ました。
小屋を出たばかりの時は剱御前に遮られて見えなかった剱が
見えるようになりました。
3日目
5:33 剱御前の夜明け。
後立山の稜線が赤く染まっていました。残念ながらお日様は別山
に隠れて見えませんでした。
6:38 小屋出発
6:36 朝の室堂俯瞰
浄土山の右側に薬師岳が見える。
6:40 立山と槍ヶ岳
一ノ越のちょうど延長線上に槍ヶ岳がみえました。
6:54 西の方に遠く加賀の白山が見えます。
7:40 剱岳が見えて来ました。
小屋を出たばかりの時は剱御前に遮られて見えなかった剱が
見えるようになりました。
7:40 弥陀ヶ原全景
美女平から室堂まで登ってくる道路のほぼ全景が見渡せます。
美女平から室堂まで登ってくる道路のほぼ全景が見渡せます。
9:59 奥大日岳山頂
縦走路からちょっと外れたところに頂上がありました。狭い頂上で
ゆっくりする場所がないほどでした。剱岳の展望台として素晴らしい
ところでした。昨日剱へ登ったコースが左から右へ続く様子が一目で
見ることが出来、一服剱と前剱、そして剱岳の距離感なども良く
わかりました。
白馬から見る剱を裏返しにした感じですが、実は私はこの剱の
姿は好きではありません。やはり兜のような頭をした剱御前から
見た剱が好きです。
10:01 大日岳、中大日岳を望む
計画では中大日岳を越えて称名滝におりることにしていましたが、
私も息子も調子が悪く、奥大日で引き返し、室堂へ戻って帰ることに
しました。
10:54 称名川に流れ込む滝
地図で見るとゴシャメンの滝と言うようですが、かなり落差が
あるように見えました。正面からは見ることが出来ず残念でした。
往きには気がつきませんでした。
11:05 さよなら剱
もう少し行くと剱御前への道と分かれて、室堂へ向かう道に入ります。
剱とももうすぐお別れです。
岳樺の黄葉がきれいでした。
11:49 新室堂乗越
ここから称名川に向けて下って行きます。
11:58 少し下って見ると、川の近くは木道が続いているのがわかりました。
12:08 黄葉と立山
赤いナナカマドの実がきれいでした。
12:08 称名川に着きました。きれいな水が流れていました。
12:16 橋を渡って一休み
疲労困憊です。
13:18 ホテル立山
13:20 室堂BT
蕎麦でも食べてからバスに乗ろうと考えていましたが、臨時のバスが
どんどん出ているのに待っている人の列が長くなっているので、立山駅
まで早く行くことを第一にして、バスとケーブルを乗り継ぎ、電鉄富山の
電車にもすぐに乗り富山まで出ました。
新幹線の切符は全席指定は立ち席のみ、自由席があるのは自由席のみが
購入可能で、息子は早い立ち席で、私はあとの自由席で帰ってきました。
購入可能で、息子は早い立ち席で、私はあとの自由席で帰ってきました。
21:00 自宅着
2日目の剱岳登山は心身共に疲れたようで、その疲れを押しての最後の
日は大変でした。
それでもこれ以上ない素晴らしい登山でした。
出来ることならもう一度行ってみたいと思っています。
追伸
私たちが剱に登った同じ日に同じコースで、転落して亡くなった方が
いるとニュースで知りました。心からご冥福をお祈り致します。
日は大変でした。
それでもこれ以上ない素晴らしい登山でした。
出来ることならもう一度行ってみたいと思っています。
追伸
私たちが剱に登った同じ日に同じコースで、転落して亡くなった方が
いるとニュースで知りました。心からご冥福をお祈り致します。
完